よるのたび
『ねえ、外に行かなぁい?』 少し気怠い感じの話し方でミシェルが誘って来ました。 僕はいま一つ彼女がナチュラルボーン・レディであることに懐疑的です。 この『クレイジー・ホース』という店、なかなか油断ならないんです。 MPで働いていたからといって…
これは本物の鶴田さん クレイジーホースでベトナム人のケイティとイイ感じになったのもつかの間、ファランのおやじにかっさらわれてしまいました。 ストロボライトが煌めく店内で一人ぼーちで寂しくタイガービールを飲む僕。 すると視界がふいに遮られました…
『クレイジーホース』(sinlog.asiaより) 4階の『クレイジーホース』へ入ります。 ここを紹介するテキストの中には『LB専門』という記述もありますが、僕はそんなことは知らずに入っております。 ……っていうか、入った感じで怪しいのはいますが、全員がそ…
こんなライブステージもやってます(tripadvisor.jp)より 地下鉄ノース・サウスラインのオーチャード駅から徒歩5分ほど。 ヒルトンホテルはす向かいのオーチャードタワーのバーに多国籍の夜の女たちがたむろしていると聞いてやってきた僕です。 「ニホンジ…
オーチャードタワー(tripadvisor.jpより) クアラルンプールから数時間、バスにゆられてシンガポールへやって来ました。 そもそもシンガポールへ行くつもりはありませんでした。 沖縄からここまで、なるべく飛行機を使わずに来ました。これまで飛行機に乗っ…
イメージ画像 タイもそうですが、東南アジアの都市で昼間からうろうろ歩き回って観光するのは自殺行為です。 バンコクの場合、今さら観光する場所もないし夜の活動がメインなので、昼間はごろごろしているのですが、ここクアラルンプールで夜の活動って言っ…
画質が……。 〝バンコクナイト〟というタイトルですが、舞台はクアラルンプールです。 バンコク出身のシャーデーとのエピソードなので、クアラルンプールですが〝バンコクナイト〟ってことで。 KLに来て2日目、僕たちは街のランドマークであるペトロナスツ…
こういった素晴らしいアートにも目もくれず(tripadvisor.jp)より ペナン島へ来ました。 島の中心部はジョージタウンという、街全体が世界遺産になっている由緒ある街です。 そもそもはイギリスの東インド会社の拠点として開かれたという歴史があり、西洋風…
「私も一緒に行きたいな」 僕がそろそろマレーシアに移動しなくちゃいけないことをシャーデーに話すと、意外な言葉が返ってきました。そんなリアクション想像もしていませんでした。 「マレーシア、行ってみたい♪」 そうだ、コイツすごく暇なんだ。しかし、…
これが〝カオラオ〟だそうです(タイランドハイパーリンクより) 毎日なんとなく一緒にいるうちに、シャーデーに関するいろいろなことも分かってきました。 一度、カオサンの一本向こうのバス通りをぶらぶらしていたときに、急にシャーデーが「買い物がある…
これはエンポリアム バンコクでの日々は相変わらずシャーデーと一緒でした。 彼女は僕のホテルに泊まる日もあれば、自分の家に帰って行く日もありました。 昼間は何だかんだでだいたい一緒にいたと思います。 一緒にいるときはもちろん僕がすべてお金を出し…
パトゥムタニ県へ移転したそうです。 奇跡的に再会できた僕とシャーデー。 一度はあきらめかけていたので、彼女が入口の雑踏をかきわけて姿を現した瞬間はちょっと感動してしまいました。 しかし、せっかくの再会の夜に彼女をホテルの部屋へ連れて帰ることは…
『King's Castle1』twitterより こげ茶色の液体が入ったグラスとハイネケンのボトルを手にノックがお尻を振り振り戻って来ました。その後ろからデブのオカマがついて来ます。どうやらこいつが〝ママ〟らしいけど。何となく貫禄的にはチーママっぽいです。 「…
『King's castle』twitterより。道がガラガラなのは5月ごろの様子だから。 ※本編は以前書いた「シャーデーのはなし」とダブる部分があります。 「シャーデーのはなし」は現在非公開になっております。 バンコクでの日々が始まりました。 いつも、休みに来る…
wikipediaより エカマイでミニバスから降ろされたので、その夜はナナホテルに泊まりました。 もちろんナナプラザにも行きました。ゴーゴーに来るとなぜか「帰って来た」感がスゴイです。ものすごく幸せで満ち足りた気分になります。この頃はホントにゴーゴー…
クロン・カマーラ・プハウミンと書いてあるあたりのちょっと左上が国境。 ナットを失った傷心の日々から何とか立ち直り。 僕はプノンペンから次の目的地、バンコクへ向かうことにしました。 メジャーなルートとしては、シェムリアップ経由でポイペト→アラン…
ハノイで会ったタバコ屋さんの姉妹。こわくなっちゃったw ご愛読ありがとうございます。 「よるのたび」エピソード4、プノンペンナイトまで終了しました。 まだまだ先は長いですが、ここであらためてものお話の背景などを説明させていただければ、と。 何度…
当時はどこか寂れた感じのリゾートでした。 夜、夕飯がてら近くを二人で散策しました。 ポツンポツンとゲストハウスや飲食店がある以外、周囲は閑散としていました。 夏休みというにはちょっと遅いシーズンなので、観光客も少なめなようです。 一軒のレスト…
シアヌークビルのビーチ(https://welove.expedia.co.jp/より) 「一緒に旅行でも行けば?」 思いもよらなかったブンくんからの提案。 確かに。一晩一緒に過ごせば否応なくそういうシチュエーションになるはず。 もしも嫌だったら最初からOKしないだろうし。…
海辺の涼み小屋…ただの海の家ですね(https://4travel.jp/travelogue/11342958より) 翌日から、僕は夜になるといそいそと『Apocalypse now』に通いつづけるようになりました。 そのたびにナットにコーラをおごり、僕はアンコールビアを飲み続けてへろへろに…
民族衣装を着たカンボジア女性(本文とは全く関係ありません) 入口に「No drug , No wepon」とペンキで殴り書きしてしてあるバー。 (入口で武器チェックする店ってどんな店なんだろう?) おそるおそる暗い階段を上がっていくと、店のドアは開け放たれてい…
最近はこんなにお店もあるみたいですが(http://maniac-hongkong.com/より) スワイパーへはその後も何日か通いました。 茶店の周りの置屋は扉は閉まっていたものの、実は営業していたようで茶店でコーラを飲んでいると、たまにファランや日本人が来ることも…
スワイパーの看板(『ジェイの素人タイブログ』よりhttps://ameblo.jp/jay1177/entry-12686639969.html) ※ 以前アップした記事とかぶる部分があります(当該記事は現在非公開) バイクタクシーに連れられてイミグレーションを回り、カンボジア側のイミグレー…
水浸し。 (※02年にした沖縄からトルコまでできるだけ地べたを行く旅です) ホーチミンに別れを告げ、カンボジアへ向かいます。 シンカフェだったか違う旅行代理店だったか失念しましたが、プノンペンまでのツアーチケットを売っていたので、それを買いまし…
『Apocalipse Now Saigon』 十数時間飲み続けた狂乱の一夜が明けた日の夜。 僕とY氏、Sクン、そしてヤスの4人は円卓を囲んでいました。 中越国境で知り合ってハノイで何日か同宿だったヤスとバッタリ再会したのはホーチミンに到着した日、安宿街のファング…
ハンちゃん。昔のデジカメなんで画質が……。 昼から半日以上飲み続け、すでに限界でしたが、仕方なくY氏に付き合います。タクシーでかなり長いこと走ってたどり着いたのは郊外にあるかなり大きなホテルでした。 ホテルのロビーを抜けていくと、奥に1軒のカ…
『Bar OZA』日本人経営のバーだそうです(facebookより)※本文とは関係ありません 再びタクシーに乗り、Y氏、Sクン、僕の3人は街の中心部に移動しました。 店がたくさんある繁華街っぽいエリアで車を降りると、その中のまだ真新しいビルの地下へかつて知っ…
結婚式のカップル(本文とは関係ありません) タクシーに乗ってやってきたのは、オフィス街にある1軒のビルでした。 中に入るといきなり扉を開けたところに数十のデスクが並んだぶちぬきのフロアがあり、若い男女が忙しく立ち働いていました。 Y氏の後につ…
ハノイの夕暮れ 2泊3日、バスに揺られてハノイからホーチミンへ。 ホーチミンに着いた翌日、こちらで働いている友人のY氏に連絡を入れました。 Y氏は大学時代の同期です。 彼は卒業後、まだ各国の経済制裁下にあったベトナムに裸一貫でこちらに渡り以来…
慿祥駅のホームにて。 ※02年、沖縄からヨーロッパを目指す出来るだけ地続きで移動する旅です。 ベトナムへやってきました。 海南島から南寧へ行くバスに乗り、南寧から鉄道に数時間揺られて慿祥という町に着きました。ここから徒歩で国境を越えるとベトナム…