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広州のはなし(その1)


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9月と10月に計4週間、広州で働いてきました。

海外で第2の人生を送るために’16年に転職しました。

当時、海外進出を始めたばかりのそば居酒屋チェーンに就職したのですが、その会社の世界戦略はすぐに頓挫。僕は都内と近郊をぐるぐるとドサ回りしつつ働いておりましたが、今年の春に見切りをつけて退社しました。

 

その後、海外の案件、しかも「将来は海外勤務の途あり」なんてふわっとしたやつではなく、すぐに現地で働けるもののみをターゲットに就職活動をしてきましたが……、まあないっすね、仕事。

いちおう店長経験ぐらいはあるんですけど、キャリア3年だし、40代でも転職ってキツイのに50歳過ぎてますからねえ。やっぱり世間は甘くないです。

エントリーした企業は100を軽く超えると思います。

それでもあきらめずにいればチャンスはあるもので。

とある焼き鳥店の広州支店で働かないかという話が舞い込みました。

もちろん飛びつきました。

しかも、待遇も悪くないんです。月給、蕎麦屋の1.5倍ぐらいあるし。

 

実際に現地で仕事もしました。

お昼ぐらいに出勤して夕方まで仕込み、夕方から深夜まで営業なので、

拘束は13時間ぐらいあるんですが、ランチがないだけでなんとラクなことか。

蕎麦屋時代はランチピークでまずへろへろになってましたから。

しかも、従業員の数が異様に多い。

日本だとこの半分ぐらいで回しているんじゃないだろうか。

従業員は僕と店長以外は全員中国人なんですが、聞いた話だとほとんどの連中は月給5万円ぐらいらしいです。

ちなみにお店の客単価はちゃんとした数字はわからないけど、肌感で7~8千円ぐらいというところか。まあ、高級店だったんで、たぶん。

そんな給料でも食っていけるほど物価は安いみたいです。

いや僕は店のまかない以外はほとんど食べなかったんで、よくわかりませんw