いつかディスってやろうと思い虎視眈々と狙っていたのですが。
『知らなくていいコト』。吉高由里子が演じる週刊誌記者のお仕事系ドラマ、というふれ込みでやっている作品です。日テレ水10というまさにお仕事ドラマ枠。
おそらく週刊文春をモデルにしたであろう総合週刊誌編集部を舞台に吉高が毎週スクープをとばしつつ、職場恋愛や実の父親が大量殺人犯だったというプライベートトピックに揺れる日々、という内容だ。
しかし、この中の〝お仕事パート〟がけっこう粗い作りで、毎週ツッコミつつ見る羽目となっている。もちろん、ドラマという枠の中で、面白くテンポ良くストーリーを展開していく上で、リアリティが大なり小なり犠牲になることは僕も重々承知しているつもりだ。
さらに、医療ドラマなどの場合は、あまりにリアリティを軽視することは現場への誤解を生むし、ひいては患者の生命にかかわる事態にもなりかねないから、ツッコミを入れる大義名分みたいな部分もある。でも、雑誌記者はねえ。仕事ぶりをはしょられたところで文句は言いづらいのだ。マスゴミだもん。
とはいえ、あまりに毎回毎回ツッコミどころには事欠かないので、いつかまとめて成敗してやろうと狙っていました。
例えば第1話なんかは特にひどかったので、あちこちで突っ込まれていたけど、ロマンス詐欺の被害者に近づくために被害者主宰の華道教室に潜入取材って、どんだけ鬼畜なのか。教えている最中に携帯に着信が入るのもヘンだし、被害者を怒らせて追い出されたのにあっという間に心を開かれているのも説得力が薄い。
最新の6話だって芸能人の不倫カップルがホテルの部屋入るところまで尾行しているのだが、フツー部屋までなんて相手がよっぽど間抜けでもない限り怪しまれてついていけない。また、ホテルの前で待っていたチームは最初に出てきた女を追ったので、その後ホテル前には誰もいないはずなのに、後から出てきた男の写真があったり。
まあ、各話こんな感じであるわけです。脚本、大御所の人なのにこのクオリティどうなんだろう、ボケちゃったのかな、なんて失礼なことも思ったりしたわけですが。
このラストシーン、痺れました。
久しぶりにドラマをみていてドキッとした。
#知らなくていいコト
— きいろ🍋 (@_Mo_n_Mo_n_) 2020年2月12日
これを見たあなたは今日から尾高担。 pic.twitter.com/o8svnFGYjx