「人生に一度。不倫しましょう」──。そんな善き妻善き夫たちに真っ向喧嘩を売るようなキャッチコピーを携えて上陸したカナダ発の出会い系サイト『アシュレイ・マディソン』をご記憶でしょうか。
堂々と既婚者の出会いを謳ったサイトということで注目を集め、全世界で2200万人の会員がいたと言われています。日本でも14年に上陸し最盛期には180万人が登録していたのだとか。
当時書いたレビューが出て来まして、懐かしいんで載せます。
◎月4日(金)
アシュレイ・マディソンに入会。HPにアクセスし、トップページで最初に婚姻状況と出会いたい相手の性別を選択。
「不倫」をしてこいとの指令なので「女性との出会いを求める既婚男性」を選択する。あ、ちなみに僕、独身ですw
続けてプロフィール登録だ。ユーザーネーム、パスワードを入力し、郵便番号(所在地を特定するため)、生年月日、身長、体重を多少〝盛って〟入力する。多少盛るのはまあ、お約束ですよね。
「リミット」という項目では、どこまでのお付き合いを希望するのかを選択するようだ。「長期の関係」「短期の関係」「サイバー不倫/エロ・チャット」「興奮できれば何でもあり」「何でもあり」「未定」の中から「興奮できれば…」を選んでみた。
これで、女性会員のプロフィールが閲覧可能になる。
ただし、相手にメッセージを出したり、女性から来たメッセージを読んだりするためにはクレジットを購入しなければならない。
クレジットは一番安いお試しコースで100ポイント税込\10400。相場としては高めだ。カードで支払って、さっそく女性会員を検索検索。
驚いたことに思ったよりも若くてキレイな子が多い。藤崎奈々子似の27歳がプロフに「よくおじさま方に言われるのですが、普段とホテルでのギャップがすごいらしい。(^_^;) 」なんて 刺激的なことを書いていたりするので不覚にもテンションが上がります。
「不倫」というミッションをすっかり忘れて独身の彼女にまずメッセージ。
あと、水着姿もセクシーな36歳人妻と、「色々責められたりいじめられるのに弱いです」という稲森いずみ似の32歳Gカップ人妻にもメッセージを出す。
メッセージを1通出すと5クレジットの消費だ。
しかし、残りクレジットを見るとなぜか70クレジットしか残っていないではないか。
慌てて調べてみるとメッセージ送信のところの「プライオリティメールで送る」というボックスにチェックが入っている。
このプライオリティメールというのは、相手がこちらのメッセージを開封したことを報せてくれるもので5クレジットかかる。こんな機能いるか。
すぐにチェックを外す。これは油断していると結構持っていかれるかも。
慌ててサイト内をあれこれ調べてみると、プロフィールオプションのところに「クレジットのクレジットが不足したら、追加し続けられます」というボックスにチェックが入っていた。
あぶない、あぶない。いろいろと注意をして利用しないと想定以上の出費になりそうだ。
◎月5日(土)
……言っていたそばから手痛い出費。検索ページを見ていると「プライオリティ・マン」というオプションサービスのバナーが目障りだった。
女性からの検索順位を上げてくれるサービスらしいのだが、詳細を見てやるかとバナーをクリックすると、直でオプションを適用されてしまった。
普通なら説明ページがあって「利用しますか?」なんて確認がありそうなものだが。¥2970の出費。口惜しい。
ログインすると、昨日4人目にメッセージを送った色白グラマー系31歳独身から「秘密の鍵」が送られていた。
これは彼女が特定の人向けにアップした写真を見られるというものだ。
さっそく開いてみると、胸の谷間もあらわになったTシャツ姿のセクシーショットと、プロフでは一部しか写っていなかった顔が良く分かるバストアップのショットが。
思ったよりもずっと好みだ。すぐに返事を書いて送信。二回目以降はクレジットなして送ることができる。
新たに女性会員を検索しようとすると、メッセージが来ている。ここね28歳、プロフィールには写真はない。160センチ45㎏、グラマー体型の独身女子だ。
ヤバい、なんだかすっかりハマってきてるぞw
(続く)