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地上波ドラマも先日、TBSの火10で『私の家政夫ナギサさん』が始まりました。
来週からはフジの木10が再開し、再来週には月9も復活すると思われます。
もうDVDを観る時間もなくなるんだろうなあと思うと、ちょっとさみしいです。
そんな本日のDVDレビューは『フォルトゥナの瞳』。
昨年2月公開された作品です。原作は百田尚樹です。
多作でいろんなジャンルを手がけている人ですが、つまらない作品も多いです。
『永遠の0』はよかったけど。
この作品も原作で読んだらあまり面白くなかった気がします。
ストーリーはこんな感じです。
幼少期に飛行機事故で家族を失った【木山慎一郎】(神木隆之介)は、友人も恋人も作らず仕事のみに生きてきた。しかしある日、「死を目前にした人間が透けて見える能力」―フォルトゥナの瞳―を持っていることに気づき、生活が一変してしまう。自分の力に苦悩する日々の中、偶然入った携帯ショップで【桐生葵】(有村架純)に出会う。明るく、自分に夢や自信を与えてくれる彼女に心惹かれていき、孤独だった慎一郎の人生に初めて彩りが生まれる。互いに惹かれ合った2人は幸せな日々を過ごしていくが、それもつかの間、突然街ゆく人々が次々と透け始めてしまう。そして、ついには葵までもが——
「人は朝起きてから夜寝るまで9000回何かを選択している―」(劇中より)
愛する人の“死の運命”が見えた時、慎一郎は何を選択するのか。心震えるラストが待ち受ける——(東宝作品サイトより)
これ、『心震えるラスト』が途中で透けて見えちゃうんですよね。
百田がハッピーエンドにするわけがない。
能力を使うたびに命を削るという事実がわかってしまってから、
悲惨なラストへ猫まっしぐらなのは見て取れます。
しかし、神木クンと有村架純の初々しさに目が離せません。
『ひよっこ』『中学聖日記』と何をやっても有村架純は有村架純なんですが、
キムタクじゃないから別にいいんです。ずっと見ていられます。
お姉さんが少々残念だったり、ジャニーズとのキス写真が過去に流出したりもしているので、本人は演じるキャラよりは軽めの女のコではないかという気もしますけど。
そんなわけで、主役二人のおかげで、先は読めても楽しく見られます。
いちおうラストにどんでん返しはあります。
レビューを読むと、気づいちゃっていた人もいるみたいですが、
ぼくにとっては〝まさか〟でした。びっくり。
だって、かなり強引に考えないとつじつまが合わないんだもの。
そのあたりは説明不足だったんじゃないかなあ。
ラストはちょっと考え込んでしまいました。
ある程度予想できた結末でも、このどんでん返しがスカッと決まれば、
かなり面白かったんじゃないかなと。
僕には決まらなかったので☆2つかな。
最初、神木クンを苛めるヤンキーっぽい先輩役の志尊淳が尊いですw