今日は〝ウラ〟のはなしを。
先日、レインボー1と3が閉店するニュースや、
pin-upが営業再開するニュースをお届けしました。
タイトル、妙に歯切れの悪い感じですよね。
これは、僕が知り合いから聞いた話だけを聞いて書いたもので、
いわゆる〝ウラ〟を取っていない未確認情報だからです。
どちらも内部スタッフから聞いた話なので、ある程度の信ぴょう性はありますが、
言葉の壁の問題などもあり、100%正しい情報ではありません。
書き飛ばした結果、「誤報」となる確率はまあまああると思います。
では〝ウラ〟を取るのにはどうすればいいか?
別のところから話を聞いて、これを裏付ける情報があればベスト、
そうでなくても否定する材料が出てくればいいのです。
真っ向否定する内容であれば、もう一度最初のネタ元にぶつけたうえで、
双方のコメントを並べて強引に掲載することもあります。
こうしておけば、いざ〝誤報〟となっても言い訳が立ちます。
新聞やテレビ、週刊誌でも〝報道〟を看板にした部署はこれをきっちりやります。
だから、報じる内容はふわっとした表現が多く、〝間違い〟が少ないとされています。
一方、そのあたりが多少おろそかでもOKとされているのがスポーツ紙’、週刊誌、テレビの情報番組、ネットニュース(報道系を除く)です。
これらの媒体は、「聞いた話=誰かのコメント」であれば、明らかに事実に反するもの以外はいちいち〝ウラ〟をとらない傾向があります。
このときのコメントをどこかの媒体のニュースから引っ張って来て、匿名コメントとして〝作成〟することもしばしばあります。まあ嘘ではないですし。
ネットニュース、とくにまとめサイトにいたっては、事実かどうかという検証すらしていないと思えるものも多々あります。
元ネタは報じられた記事ですけど変に味付けされたものも多く、
あまり資料などにはしないほうが良いと思われます。
まあ、よくまとまっているものもあって、僕もよくお世話になっていますけどもw
そんな感じなので、よくタレントに「週刊誌は嘘ばかり書いている」と言われたりする
のだと思います。
あれはアエラdotという媒体が〝聞いた話〟をそのまま記事にしたから問題になったわけで、お金と時間をかけて〝ウラ〟を取る作業をしていれば、あんなにソッコー、謝る必要はなかったと思われます。
例えば、ASKAの薬物疑惑のときは、報じた文春はきちんと〝ウラ〟をとっていたのでしょう。本人は事務所に無断で文春のインタビューに答え、薬物の使用を一部認めています。
この落差は、アエラdotが決していい加減なわけではなく、ネットニュースであるがゆ
えに週刊誌の中でも資金が潤沢な文春のように、お金と時間をかけて〝ウラ〟取りができなかったためと思われます。
だから、(元記事が削除されているのでどういう書かれ方をしていたのかが確認できま
せんが)、せめてもっとボカシてダレノガレさんだとは特定できないようなプロフィー
ルにすれば、あんな問題にはならなかったでしょう。
「誰それがクスリをやっている」なんて、フツーはそんな〝ウラ〟は取れないです。
プロの麻取りの人たちなどが、血眼で取り組んでいる作業ですから。
この情報はきちんと〝ウラ〟を取ったものなのか──これを考えながらニュースを読むと、
信憑性が見えてくるというお役立ち情報だお。