ソイ15と17のあいだ、テーメーカフェの近くに、00年に出来た新しいゴーゴーバーテナント施設が誕生しました。入口を入ると、中庭を囲むように6軒のゴーゴーバーと十数件のバービアやパブが入っていました。
当時の図面を見ると、1軒のビルという感じではないですね。
表から見ると、個人店が集まったショッピングモールの雰囲気だったような記憶があります。外観はまあ洒落てましたが、店内の女のコはぱらぱらという感じで、スルーした記憶があります。
ナナからテーメーやソイカに行く途中にあるので、立地は良かったんですけどね。
やはり、知名度もなくあまりパッとしなかったようです。
ナナプラザのCROWNグループとHollywoodグループが系列店を出していますが、人数的には中規模店どまりな感じですね。
これではたしかにちょっと寂しい。現在のソイカの『CRAZY HOUSE』みたいな独特の店が一軒でもあれば違ったかも知れません。
ちなみに『Doll House』は現在ソイカに移転しています。
クリントンプラザは03年1月にその短い歴史を閉じます。
それは、お客の入りがイマイチだったからではなく、地主とのトラブルで立ち退かされたようです。
クリントンプラザの向かい側には、100軒以上のバービアが入っているスクンビットスクエアという場所があったのですが、03年1月26日に店は破壊され、強制立ち退きに会いました。クリントンプラザもこの騒動に巻き込まれたものと思われます。
取り壊しを行ったのは、風俗王として知られるチューイット氏で、跡地には巨大MP建つという計画があったようですが実現されず、スクンビットスクエアはチューイット・ガーデンという公園に、クリントンプラザはソフィテルとなっています。
ちなみにチューイット氏はこの強制立ち退きにより、有罪判決を受けて服役しています。
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スクンビットのバーガール像
スクンビットエリアのゴーゴーとバービアのバーガール数は2500人以上と見込まれます。性産業全体だともっと大きな数字になり、さらに生活に困ったときなどに一時的に客をとる女のコをカウントすれば、さらに増えるものと思われます。
バンコクのゴーゴーで働く女のコの多くはタイの地方出身者です。
ある調査によるとバンコクとその近郊の出身者は30%ほどで、あとは東北・北部を中心とした地方出身者だったとのこと。
また、バンコク出身でも裕福な家庭に育ったコはほとんどいないようで、また、大学を出てゴーゴーに就職するなんていう例もありません。
したがってゴーゴー嬢は稼がなきゃいけないけど、選ぶ仕事は限られている中でゴーゴーバーという職場にたどりついた人、と見ることができます。
前出の調査によると、平均的なバーガールがゴーゴーで働く期間は、1~3年のあいだの期間に長期休業をはさみながら実働2~18か月だといいます。えらく幅がありますね。
数年以上働き続けるケースも少なくはありませんが、1つの店にずっといるのではなく、いくつかの店を転々とすることが多いようです。
僕もゴーゴーに通い続けて長いですが、ゴゴ嬢の知り合いでずっと続いているコはほとんどいません。ウェイトレスとかママばかりです。ダンサーは資本投下しても、僕みたいな旅行者が次に行ったときにはいないことが多いです。まあ、連絡先を交換すれば続くんでしょうけど、面倒なのでやっていませんでした。
バーガールの年齢層は10代後半から20代前半をピークに30代40代まで幅広いものとなっています。本来であれば、18歳以上でないとバーでは働けないのですが、実際は年齢を偽って働く16~17歳のコも少なくありません。これは店側も黙認しているケースが多いようです。
ゴゴ嬢を連れ出して捕まったという話はあまり聞きませんが、やっぱりこういうコを連れ出すと捕まることもあるんでしょうね。