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『ゴーゴーバーの経営人類学』を読む Reboot(9) ~バーガールの営業ルーティン~


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『PinkPanther』(2013年)



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「バーガールたちの毎日の仕事のルーティーンは夕方の出勤から始まる。ゴーゴーバーの出勤時間が午後6時から7時なので、バーガールたちの出勤もその時間が目安となる。

(中略)バーガールたちのほとんどは職場から数キロメートル程度の近場に住んでおり、バスやバイクタクシーを乗り継いで、交通渋滞で名高いバンコクの夕刻ラッシュの雑踏をかき分けてやってくるのである」(本書より)

 

本日はバーガールの営業ルーティンを見ていきたいと思います。

出勤すると、ゴゴ嬢の場合は仕事着に着替えます。標準的なコスチュームはビキニの水着に膝までのロングブーツというスタイルです。ステージを下りているときは、その上に何かを羽織っていることもあります。

時間があればここで腹ごしらえです。ソイカやナナプラザ近辺には、夕食を買える屋台がたくさんあるので、そこへ行って食べたりテイクアウトして控室や店の外で食べたりします。その程度の外出は公に認められているようです。

お客やバーガールが揃って、店内が活気づくのは午後9時過ぎ。バーガールにとってはそこからが仕事の本番となります。

店内で初見の客を相手にする場合は以下のような経過をたどるのが一般的である、と本書には書いてあります。基本的にはこのルーティーンの繰り返しですが、すでに顔見知りの相手だったり、同僚のおまけで客をゲトしたりなどの場合は多少変わります。

 

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1.潜在的顧客の同定
人種や国籍、見た感じの良さ、年齢などを見極めながら、ドリンクを奢ってくれそう、またはオフしてくれそうな相手をロックオンします。この際の判断材料としては、ゴゴ嬢個人の好みに左右される場合もあります。

2.接近
ロックオンした相手に声をかける、またはステージ上から視線を送るなどしてアプローチをします。ファーストコンタクトの印象が良ければ会話をし、相手の席につくことを試みます。男性客のほうからアプローチしてきた場合はよっぽど気に入らない相手である場合以外は席につきます。

3.コミュニケーション
会話やボディランゲージを通じて場を盛り上げ、男性客との間に〝いい雰囲気〟を作る。その際にお客がバーガールの胸やお尻を触ってくることもあるが、臨機応変に切り抜けなければならない。

4.交渉
具体的にサービスの対価を獲得する段階。ドリンクやオフに応じてくれるように持ちかける。最終的な目標はオフですが、相手によってはドリンクのみでとどめておく戦略をとる場合もあります。もちろん、ストレートに要求することなく、嬢の接客テクニックにより利益を得るパターンもあり、そのあたりは嬢の腕次第となります。

5.店外デート
首尾よくオフしてもらえた場合は速やかに精算して店外に出ます。もちろん、お客の気分次第ではそのまま店で飲むこともあります。
店外で何をするかは、客とバーガールの自由、というのが建前です。食事や買い物などのデートで終わる場合もあります。バーガールとしては、そこに必ずしも性的なものは求められていないのですが、いかにして楽に稼げるかは重要です。
ロングの場合、男性客の相手はオフされた当日だけではなく、「翌日に持ち越されることも多い」と本書にはありますが、最近ではロングでも早朝にきっちり帰ってしまうパターンが多いです。

6.性的関係を持つ
(必ずしも必須ではない)基本的に男性客からバーガールへの金銭的報酬と引き換えに行われます。場所や時間などは両者の交渉で決められます。
仕事熱心な嬢はショートが終了すると即店に戻って次の客を物色するパターンも少なくありません。客が気に入らなかった場合などもとっとと帰ります。

7.関係の継続
バーガールにとって男性客が〝良いお客〟(経済的にもしくは個人的な好みとして)であった場合は連絡先を交換したり、次回の来店を約束するなどして、関係を継続しプロモーションをはかります。

 

 

僕個人の経験から見ても、営業中のゴゴ嬢はおおよそこのパターンを踏んでいるといっていいと思います。彼女らの行動原理を理解することで、より親密になったり、よりドライに遊んだりとゴーゴーの楽しみ方にも幅がひろがるのではないでしょうか。

まあ、男女間のことはこんなひな形に簡単にハマったりしないことも多々ありますけれどもw