(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

『ゴーゴーバーの経営人類学』を読む (18) ~男性客側のリスク 被害例つき~


スポンサードリンク

f:id:tbrazil:20201003165932j:plain

『Twister』(davetherave.Bangkokより)

 

 

バーガールと長期間かつ複雑な関係を持ち続けることは、男性客の側にもメリットがあります。

たとえば、病気予防という点では不特定多数の相手よりも特定の相手といたしたほうがリスクは少ないです。まあ、相手によってはかえってリスクが高くなる可能性もないとはいえませんけど。

また、相手が知っているコであればサービス最悪の女を連れ帰ってしまって枕を涙で濡らすこともないでしょうし、盗難などのトラブルに遭う危険も少ないでしょう。

性格や行動がまったくわからない初対面のゴゴ嬢よりは、たとえ数回でも〝何も問題がなかった〟という実績があるゴゴ嬢のほうが安心できますよね。

男性客がゴーゴーに入って目の前に来た女のコと接触するとき、事前に彼女の情報を仕入れておく、なんてことはまず不可能です。短いその場での会話を通してこのコは投資に見合ったリターンをサービスとして返してくれるのかを見極めなければならないのです。

しかし、ゴーゴーの場合は連れ出す前にいくらでも会話ができるので、MPや入店時に女のコを指名しなければいけないクラブやカラオケよりはましでしょう。

それでも、その間で女のコのすべてを知るのは難しいのですが、そのプロセスを怠るとときとして痛い目にあうようです。

 

 

【ケース6】

アキオはバンコク勤務になって3か月。ある夜、友人とナナプラザに繰り出したが、特に気に入ったバーガールが見つからないまま、閉店時間となってしまったため、引き上げることに。

ナナプラザを出てソイ4を歩き始めると「日本人ですか?」と声をかけてきた女がいた。女はぱっと見20代前半で色白小柄、そしてかなり整った顔立ちをしていたので、アキオだけでなく友人たちも思わず足を止めて見入ってしまった。

彼女はオーイという名でナナのゴーゴーに勤めているという。1500バーツでどうかというので、アキオは自分のアパートに連れて帰ることに。

タクシーの中では愛想のよかったオーイだが、アキオの部屋にはいるとその態度は豹変した。

「部屋が汚い」と文句をつけ、アキオがタバコを喫おうとするとタバコを手からむしり取って早くシャワーを浴びろと急かすのだ。

アキオは怒りを覚えたが、彼女の美貌ゆえに怒りを飲み込んでしまう。こんな美人がどんな裸なのか見てみたいというスケベ心が勝ってしまったのだという。

アキオがシャワーから出てくると、オーイは自分はシャワーを浴びない、と宣言し、1500バーツの前払いを要求した。ヤスオは再びカッとなり、しばし言い合いになったが、オーイの強情さに折れて前払いしてしまう。

服を脱いだオーイの体は胸がなく、アキオはがっかりしたという。さらに〝えっち〟も体を硬直させてアキオの動きに逆らおうとするので、やりづらくて仕方がない。アキオは頭にきて殴りつけて部屋から追い出そうと思ったほどだったという。しかし、ここで追い返してしまっては女の思うつぼだと考え直して、なんとかフィニッシュまで持って行った。

終わるとオーイはそそくさとシャワーを浴びて帰っていった。

アキオが気になったのは、シャワー室の扉を開けっぱなしにしていたことだ。

女が返ったあと、確認してみると財布から1000バーツ抜かれ、机の上に置いておいたデジカメがなくなっていた。

オーイはアキオがシャワーを浴びている間に盗みを働いたのだろう。そしてアキオがそれに気づいたかどうかを察するためにドアを開けっぱなしでシャワーを浴びていたものと思われる。

それ以来、アキオは気心の知れたバーガール以外は部屋に連れ込むことをやめたという。

 

 

〝初対面のゴゴ嬢を部屋に入れる〟なんて、短期滞在でホテル泊なら当たり前によくやることですよね。

全員を疑っていてはキリがないし、楽しくないので僕は全然連れ込んでますけど。でも、お互いのために貴重品は持ってシャワーに行くか、貴重品ボックスに入れるかしてます。

そもそも性質の悪そうなのは連れて帰ることはないですから、大丈夫だとは思うんだけど。まあ、こういう例もあるってことで。