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『バンコク恋愛事情 愛タイ!』レビュー(3) ~タニヤ編~


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『さくらドロップス』(HPより https://bkk-sakuradrops.com/

 

 

『愛タイ!』第2章はタニヤ編です。

まずは著者によるタニヤの解説から。

 

1970年代以降、近隣に日本企業が多く移転してきたのをきっかけに、日本人駐在員相手の飲食店やカラオケ店が増え、いつしか一大歓楽街に発展した。「日本人クラブ」とも呼ばれるカラオケ店は、セックス目的での店外デートが可能な女性が常駐しているのがほとんどで、日本語を話せるホステスが多いのが特徴だ。そのため、日本人観光客にはマッサージパーラーと並ぶプレイスポットとして高い人気を誇っている。

 

僕がそうだからという個人的な印象ですが、旅好きからタイにハマる人はタニヤ好きは少ないように思います。やっぱりゴーゴーから入って行くパターンではないでしょうか。

著者もその口で、タニヤ未経験だったようで、知り合いに案内を頼んでいます。

 

⑤吉沢……37歳、機械設備会社管理職。東京のタイ語学校で著者と知り合う。社員旅行でタニヤにハマり、お気にだったコと結婚まで考えたが、彼女に子供が二人もいることを知って冷める。日本での女性関係は水商売関係者のみ。キャバ嬢とデートするよりもリーズナブルに楽しめるのでタニヤに通う。ゴーゴーやテーメーはシステムがあやふやなので〝面倒くさい〟と敬遠している。

 

 

筋金入りのタニヤ好きである吉沢に連れられて、タニヤへ。情景描写です。

 

通りに並ぶ雑居ビルの1階には居酒屋、ソバ屋、ラーメン店などが軒を連ね、看板はどこを見ても日本語だらけ。まるで広島の流川や岐阜の柳ケ瀬といった、日本の地方都市の歓楽街を歩いている気分だ。地元のタイ人はこの通りを「ソイ・イップン」と呼んだりもする。つまり「日本の路地」。バンコクを代表する日本人街である。

 

二人は吉沢の馴染みのみせへ。著者は例によってお店に入ってすぐの〝顔見せ〟で戸惑っています。             

「戦前は写真を見ただけで親や親類が決めた相手と結婚するなんてことがあったらしいけど、やっぱり無理。相手の性格とかを、もう少し見極めたいところだ」

 

いや、結婚するんじゃないんだからw まあ僕もこのシステムはあまり好きではないので、気持ちはわかります。

 

女のコを指名して席で飲み始めます。水をえた魚のようにいきいきしだす吉沢。下手なカラオケをがなったり、おつまみのスルメをくちゃくちゃ音をたてながらたべたりと、遠慮なしの振る舞いです。一方、著者は女のコたちのスキのない接待ぶり(水商売のお店ではフツーの行為)に〝疑似恋愛〟としては違和感を感じています。

 

この夜は二人で何軒かハシゴする予定が、吉沢が女のコをお持ち帰りすることになったため、ここで終了。

バンコクで過ごす日数が限られる吉沢のようなサラリーマンには失敗が許されない、だからゴーゴーやテーメーよりもハズレの少ないタニヤを選ぶのだと、著者は推察します。

 

吉沢が帰国してしまったので、著者は別の案内人とタニヤへ再チャレンジ。

 

村松さん……50歳。けっこうな資産家らしいちょい悪系オヤジ。吉沢と同じく東京のタイ語学校で著者と知り合う。バツ2で現在はシングルらしい。タイでも遊ぶけど日本でも遊びまくっているらしい。

 

 

村松さんいわく「タニヤ嬢はテキトーに遊ぶぶんには一番面倒がない女、ただし長く付き合うとなると一番面倒くさい」とのこと。その心は日本人の慣習や社会のことなどに詳しく〝リアル〟を知っているからで、裏をかえせば「最終的に結婚してもいいとか、相手のすべてを知りたいと思うような本気の恋愛をしたいなら、タニヤ嬢がいい」ということらしい。ご本人は結婚する気は毛頭ないみたいですが。

 

村松さんと顔見知りの呼び込み嬢につかまり、とある店へ。例によって指名できない著者は勧められて呼び込み嬢オイちゃんの友人、ナームちゃんを指名します。

店で小一時間飲んだあと、村松さんの音頭で二人をペイバーして食事へ。そこで女のコたちのホンネを聞こうという算段です。

 

するとオイちゃんはこれまで6回ほどお客からプロポーズされたらしい。中には一度しか会っていないのに日本大使館へ連れて行かれそうになったこともあったとか。

また、ナームちゃんは結婚を意識した客がいたそう。しかし、彼がタニヤの仕事を辞めろといったため、家族へ仕送りしなければならないナームちゃんがそのぶんのお金を要求したところ、断られたため、結婚しなかったといいます。

「半年モツキアッタノニワタシノコトワカッテナカッタデス」と彼女は嘆きます。

 

村松さんは、「最近の日本の女ってのはセックスだけなら簡単にさせてくれるんだよ。でも、愛してるとは、まず言ってくれない」と言います。だから、呼吸をするように「アイシテル」を連発するタイの女のコに惹かれるのだといいます。

 

 

最後の夜は、著者一人で連れ出しNGの店に挑みます。バブル以前にタニヤが駐在員御用達だった時代はそれが当たり前だったそうです。それが低価格化が進み、駐在員や在住者だけを相手に相手にしたのではやっていけなくなったので、現在のようにお手軽なシステムになったのだとか。より難易度の高いシステムで連れ出しに挑戦しようというわけです。

 

路地裏にある一軒の店へ。〝顔見せ〟は他店と同じようですが、カラオケもなく、女のコの服装もポロシャツにミニというカジュアルなスタイル。女子大生が多い、というのがこの店のウリみたいです。

指名したボーちゃんと会話を楽しむ著者。しかし、30分ほど話してうちとけて来たころに「ホテルはどこへ泊っているんですか」とバイタのようなセリフが。

お店は連れ出しNGだけど、閉店後に待合せようというのです。

もちろん、それが目的だったので、会う約束をした著者でしたが、どうせお金をとられるんだろうな、と思うとどこか冷めてしまうのでした。

 

 

本書ではタニヤのカラオケクラブ数300軒、1店あたりの平均嬢数30名として1万人の女性が愛を売る、と書いてあるんですがこの点も少し大げさな気がします。

タニヤのカラオケクラブ数はバブル崩壊時に300店と言われています。現在は100店舗もないみたいなので、07年ごろは確かに旅行者でもタニヤ好きが多かった時期だとは思いますが、そんなにあったのかなあ。

実は僕もタニヤって5~6回しか遊びにいったことないです。著者と同じく〝顔見せ〟が苦手でw やっぱり多少話さないとわからないですよね。

ルックスがさほど好みじゃなくても、話すと感じのいいコもいるし。日本のキャバみたいに最初に何人か交代でつけてくれればいいのにって思います。

やっぱり嬢のクオリティはゴーゴーよりもちょっといい気がするんですよね。服を着ているからか?ww

鎖国が明けたらひさしぶりにタニヤにも行ってみたいな。