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今さらですけどマッチの不倫報道の振り返り


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A子さんは本田翼似の31歳。こちらはもちろん本物です。

 

 

今さらですけど、マッチの不倫について振り返ってみたいと思います。

ここのところ年末でバタバタしていて、あまりこのブログのために調べものをしたりする時間がとれなかったもので。はい、もう嘘みたいに暇になりました。

 

この記事が出たのは11月12日発売の週刊文春。相変わらず飛ばしますねえ。まったく頭が下がります。

マッチこと近藤真彦と25歳下のアパレル関連社長・A子さんの5年間にわたる関係を詳しく書いています。二人の逢瀬をカムフラージュする財界人のお友達の存在や、中森明菜やキムタクについてマッチが語った言葉など、ディープなソースからでなければ知りえない情報の数々。まあ単純に筋読みすればオッサンとのただれた関係に嫌気がさした女がチクったパターンが濃厚なんですが。

 

 

最初にこのスクープが報じられたのは11日夜の文春オンラインが初だと思います。

しかし、翌日発売の文春の早刷りは11日夕方ぐらいまでには各社目にしていたはずです。いつものパターンであればスポーツ誌は12日の朝刊の一面で報じてもおかしくありません。

が、みなさんご存じの通り、結果は各社スルー。ワイドショーなどもまったく後追いはしませんでした。まるで示し合わせたかのようです。

唯一週刊女性のウェブ版のみが12日に後追い記事を出しています。これはちょっとびっくりしました。女性誌はみんなあちら側だと思っていたもので。

 

で、15日オンエアの『ワイドナショー』で松本仁志に言われてしまいます。

この番組でもマッチのトピック自体に触れることはなかったのですが、山Pのニュースへのコメントのときにあえて触れないことに我慢できなくなったのか、この話題についてコメントしたのです。

「基本この番組は不倫はあまりやらんとこっていってるんやけど、あまりにも他がやらなすぎるから。不倫大好きな番組があまりにもやらないから。皮肉にもこの番組でしゃべることになっちゃって。無理無理無理無理って俺はなるわけですよ」

と、この件を報じないマスコミ各社に対して苦言を呈したのでした。

 

そしてジャニーズがマッチの無期限活動自粛を発表したのは17日。報道では16日の夜にマッチが活動自粛を申し入れたようです。

この発表が解禁の狼煙となって、その後は各社堰を切ったようにこのニュースを嬉々として報じたのはみなさんもご存じのことでしょう。

「事実関係を確認するまでは報じられなかった」とテレビ関係の誰かが言っていましたが、いつも事実確認なんてしてまいやんけ、オルァ、と皆にツッコまれていましたね。

たしかに8月の山Pの件のときには、翌日のワイドショーで細かく報じていたような気がします。山Pが冷や飯食いだから?w

 

この報道規制はマスコミ側の過剰な忖度ゆえのことで、ジャニーズからの圧力なんてない、と識者やレポーターは言いますが、そんなことはないと思います。

たとえば、文春の記事を見て、記者はまずジャニーズへ確認の電話を入れます。本来であれば、記事に対するコメントの取材というスタンスでの電話なのですが、おそらく記者たちはそこで担当者にこんな感じで言われるのでしょう。

「いま、事実関係確認中なんで、お手柔らかにお願いしますよ」

もしかすると「出来たら書かないで欲しいんですけどねぇ」ぐらいは言われるかも知れません。この記者と事務所の担当者はふだんからよく連絡を取っている〝仕事仲間〟で、仲良しです。であれば、この記者としては書けないですよね。

まあ、これは僕の妄想ですけど、「圧力はない」と言いつつ、これぐらいのことはやっていると思います。

 

 

20年前はもっと怖かったです。ジャニーズに逆らうメディアは文春、FRIDAYぐらいではなかったでしょうか。そういうメディアはイベントごとなどの〝表取材〟の場からは完全に閉め出されるわけです。会見なんかにも入れてもらえません。

スポーツ紙、女性誌は完全に支配下にあったと思います。もちろんテレビも。

当時はジャニーズタレントのスキャンダルはスルーされるのが普通のことでした。SMAPTOKIO、V6などのメンバーを撮っても後追い報道は一切なく、ファン以外にはめったに注目されることはありませんでした。そのくせ、ジャニーズのタレントは追いかけられ慣れているやつが多くて撮るのが大変なので、苦労のしがいのないターゲットだったものです。

また、ジャニーズのタレントのスクープを撮ったがために、同じ社内の女性誌でオファーしていたキムタクの拍子がトンだなんて嫌がらせも日常茶飯事。マッチが不倫の発覚を恐れるA子さんに「オレは(不倫記事を)もみ消せる権力を持っている」と豪語したのはひと昔前ならまんざら嘘でもないのです。

 

しかし、時代は変わったのですねえ。これまで後輩や山Pのスキャンダルには厳しい処分を下してきたタッキー副社長、今回は大先輩に対しても公正な処分を降すことが果たしてできるのか注目されていましたが、やりました。

まあ、このご時世そうでなければ世間が納得しない、というのはあったかも知れません。感覚としては普通なんですけどね。

 

以前、渡部の会見について書いたとき、「昔であれば、文春の告白記事で手打ちになっていたはず」と書きましたが、それと同じで昔のやり方が通じなくなってきている部分を感じました。

昔だったら、大半のマスコミがスルーしていても、そのことをツッコむ声はなかったんですけどね。

〝良識〟を謳う世間の声がどんどん厳し目になっていっている気がします。それは反面、叩けるやつは叩いておけと言っているようで、ちょっと怖いです。