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活きが良すぎるぴちぴちのゾンビ──『新感染 ファイナル・エクスプレス』レビュー


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ネタばれないです。たぶんね。

 ↓こちらで観られます

 

久々のDVDレビューです。本日は『新感染 ファイナル・エクスプレス』。

2016年製作の韓国映画です。現在、続編の『新感染半島 ファイナルステージ』が公開中ですね。それでこの映画の存在を知って観てみました。ゾンビものは好物なので。

〝感染〟といえば今でこそホットワードですけど、前作のときはコロナなんて出て来るはるか前なので、悪気はないのでしょう。〝新幹線〟とかけた邦題はものすごく悪意を感じますがw

タイトルでわかるとおり、舞台はソウルとプサンを結ぶKTXという超特急、いわば韓国版新幹線です。走る車内でゾンビが発生してパニックが起こるというホラー。

ただし、本作の中では〝ゾンビ〟という単語は一切登場しません。ゾンビものは韓国では受けない、と思った監督があえてその呼び名を使わなかったとのことで、モノはお約束のゾンビです。

僕は公開されていたことすら知りませんでしたが、あのスティーブン・キングが絶賛したとか、韓国国内を中心に数々の映画賞にも輝いているなどなかなか評価は高いようです。

 

ストーリーはこんな感じ。

家族を顧みず、妻との関係が破綻した証券会社のファンドマネージャーのソグ。彼は、娘のスアンを妻が暮らすプサンへと送り届けることになり、夜明け前のソウル駅へ。2人が乗り込んだ特急列車KTX101号には、出産間近のソンギョンとその夫のサンファや、試合会場へと向かう高校生の野球部員などが乗り合わせていた。すると発車直前、挙動不審な女性がKTX101号に駆け込んできた!やがて女性は、発作を起こして激しくのたうち回り…。

 

ゾンビものはひととおり嗜んでいる僕からすると、この作品のゾンビ、活きが良すぎ。

04年の『ドーン・オブ・ザ・デッド』で〝走るゾンビ〟が話題になりましたが、この作品のは走るどころか全力ダッシュです。速い速い。

さらに飛んだり跳ねたりととれとれピチピチの活きの良さを見せてくれます。あまりに元気が良すぎて窓ガラスやドアを破壊して押し寄せてくるさまはある意味迫力はあるのですが、こんなのはゾンビじゃないと思う僕でした。

いちおう化学薬品的なものが漏れてこういうことになったようですが、そのあたりの説明は一切ありません。でも暗黙のお約束なんですよね。「噛まれたら伝染る」w

それ以外には目に見えるものにしか反応しないとか、ドアを開けられないとか、この作品オリジナルの変な特性もあります。 

また伝染るスピードの早いこと。噛まれたら次の瞬間にはもうゾンビです。そんな感じで最初の一人からあっという間に車内はゾンビだらけに。

 

 

そしてパニックの中で繰り広げられる人間ドラマ。父と娘、身重の妻と夫、若いカップル、年老いた姉妹、身勝手なおじさんと、まあありえそうなオールキャストが繰り広げるドラマはまずます見ごたえあります。

主演のコン・ユという人は初めて見ましたが、大沢たかおパチモノといった雰囲気。

『パラサイト』で長男役を演じたチェ・ウシクが若いカップルの男を演じています。

 

とにかくゾンビが元気すぎるのが違和感でした。おすすめ度は☆☆。

 

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