現在、田舎のコンケーンに帰郷中の元Pin-up嬢とは2日に一度ぐらいのペースでLINEのメッセージをやりとりしています。まあ、ほとんど「おはよう」とか「何をしているの」とかであまり内容のあるやりとりはないです。
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しかし、昨日LINEをしてみると、珍しく何だか元気がありません。
「人生にうんざりしています」などと言い出す始末。
どうやらコロナ鬱みたいです。
彼女がいるコンケーンなんてほとんど普段どおりの暮らしだろうに、何で鬱なのかというと、仕事がなくてお金もまったくないからということらしい。
パタヤにいたときもカネがない、カネがないといつもぴーぴーいうてましたけど、何だかんだ言ってさほど不自由はしていなかったみたいです。
しかし、チョンブリは報道によれば新規の感染はほぼなくなって、バーなども今週あたりからポツポツとオープンし始めているはず。ちゃっちゃとパタヤに戻って働けばいいんじゃないかと思うのですが、彼女はまだパタヤには戻らないと言います。
「パタヤに戻っても客がいない」と彼女は言います。
それどころか、今戻ってアパートを借りたりしてもまたロックダウンになるかも知れないと言うのです。
タイ全体の新規感染者数を見てみると、少し前までは800人ぐらいで高止まりしていましたがこの2~3日はピークを打って200人台までに減少しています。
……って言うても国全体でその人数なんでねえ。日本と比べるとどうってことないです。タイにどれだけ病院があるかは知りませんが、医療崩壊まではなっていなさそうですし。でも、それでも怖いんだなあ。
今日付けの『PJA NEWS』では外国人や仕事がなくなったタイ人たちが去ってしまったパタヤの様子を報じています。
外国人の入国制限が始まって1年近くが経ち、観光客向けのエリアでは多くの事業が廃業し、閑散とした街並みが広がっているようです。ネット上でも『Good-by Pataya』がトレンドに入っているそうです。
夜の街再開の様子を伝えるツイートを見ても、お店は再開したものの、田舎に帰ってしまった女のコたちはあまり戻って来ていない様子が散見されました。
コロナへの恐怖といつまでも戻って来ない外国人への絶望で元Pin-up嬢のようにパタヤへ戻れないでいるコは多いのかも知れません。