加藤浩次についに〝粛清〟の風が吹いてきたと話題になっています。
レギュラー番組である『スーパーサッカー』『この差って何ですか?』(ともにTBS系)が3月で終了することが明らかになりました。さらに『スッキリ』の裏では『グッとラック‼』の後番組としてスタートする『ラヴィット』のMCに起用されるのが麒麟・川島明であることも、〝加藤つぶし〟の一環なのだと東スポが報じています。
一昨年の闇営業騒動のとき、加藤は歯に衣着せぬ物言いで吉本興業上層部を糾弾し、追い詰めました。いわゆる〝加藤の乱〟です。最終的には上層部に近いダウンタウン松本などとも話し合う形で吉本と歩み寄り、エージェント制の導入などが決まりました。
しかし、吉本上層部にはそのときのことを根に持っているものが少なからずいて、「ほとぼりが冷めたら加藤を干す」と機会をうかがっていたというのです。
サッカー番組はDAZNなどの普及により、番組づくりそのものが難しくなっているといわれています。昨年秋にテレ朝の『やべっちFC』も終了しており、時代の流れとも言えます。また『この差って…』も数字的にパッとしておらず、打ち切りとなるのは決して不自然ではありません。
しかし、テレビ局が吉本を気にせずに加藤の番組を切ることができるのは、加藤の後ろ盾に吉本がいないからだ、というのです。
また、『ラヴィット』の枠も、これまでのMCは薬丸裕英、国分太一、志らくなど吉本色がなかったところへあえて麒麟の川島が抜擢されたことで憶測をよんでいます。
はたして加藤本人はどう思っているのか。26日発売の『FRIDAY』ではそのことについて加藤に直撃取材しています。
──レギュラー番組が終了しますが、率直な心境を聞かせて下さい。
「スーパーサッカーは長い間やらせてもらいましたからね~。20年ですよ。でもサッカー番組自体が難しくなっているから、今のテレビの流れですよね~」
──麒麟の川島さんが裏番組でMCをやられます。吉本があえてぶつけてきたという見方もできますが。
「そんなことできるんですかね? でも、そんなことできるんだったら、俺ちょっと、がっかりですけどね」
──だって、加藤さんがこの時間帯の顔だというのは吉本もわかっているはずですよね?
「う~ん、どうなのかな~。吉本は全然裏かぶりOKですからね」
──吉本を辞めていく人気芸人が多い中で加藤さんは今後もエージェント契約を続けて行くのですか?
「僕に関してはあの発言(加藤の乱)に関しては、僕自身が発信したことなので後悔は何もないんです。今までお世話になったというのもありますし、いろんな芸人さんに相談させてもらってエージェント契約ができたというわけなので。僕はこのまま続けたいですけどね。ただ1年に1回の契約だから、そこはどうなるかわかりません」(略)
どうやら本人はあまり気にしていないようですね。〝加藤の乱〟当時の自身の行動ついても何ら後悔している様子はないようです。
仮にエージェント契約が切られるようなことがあっても、それはそれで仕方がない、という感じなのでしょう。
そもそも、加藤が吉本の上層部に批判的なのは往年の軋轢があるからなのだそうです。
「現在の吉本幹部は〝ダウンタウン派〟ですが、加藤はそうではない。同じ女性トラブルを起こしても板尾創路はすぐに復帰できたのに、どうして山本圭壱はあそこまで厳しくされたのか? 加藤の反大崎&反吉本の姿勢はそこから来ています。
『スッキリ』でキンコン西野の退社を扱ったときも、加藤は近藤春菜にはコメントさせず、一人でしゃべった。春菜を守るためです。自分は上から睨まれても怖くないから」
(中堅芸人)
しかし、今回噂されている〝加藤つぶし〟は、うがちすぎた見方だと僕は思います。
現在の吉本が大事にしているのは大阪万博であり、加藤は売上的にはどうでもいい存在なのでしょう。オリラジ同様に辞められても困らない存在なのは間違いありません。
しかし、わざわざ圧力をかけてまで辞めさせるかというと、そこまでにことはしないように思うのです。
裏番組に川島は起用された件も、わざわざぶつけてきたとすると、そんな嫌がらせに社運を賭けるTBSはいかがなものかと思うし、実際に現在NHKでは華丸大吉がやっているし『グッとラック』にもロンブー淳やノンスタ井上が出てますからね。ホントに裏かぶりなんて気にしないんでしょう。
まあ、吉本がホントに〝加藤つぶし〟に動いていたら面白いけど。
そこはやはり、東スポ。火のないところに煙を立たせてくれますw