本日はふと見かけたネット記事から。
タイトルは「芸能人の『セフレ』だった一般人の私は、なぜ相手を売らなかったのか?」長えなあ。でも、そのまんまの内容がよく分かるタイトルです。
週刊誌を賑わす芸能人の不倫。あくまで僕の体感的な印象ですが、その8割は女からのタレコミです。ちなみにこの場合の女は不倫相手だけでなく奥さんも含みます。
もちろん、愛人や奥さんがタレこんだなんて書くといろいろと支障が出るので、ほとんどのネタ元は自分がタレこんだことは知られたくない。だから、知人が喋ったていにすることが多いです。もちろん本当に知人が喋っていることもありますけど。
売名目的っていうのは最近はあまり聞きませんが、そういう女性も話を聞くとだいたい男に対する恨み言が出てきます。
奥さんがダンナの不倫を暴露するときは、すっぱりと離婚したかったり、離婚せずともきついお灸をすえてやりたいという思いに駆られてのことなのですが、不倫相手の場合はもう少し複雑です。しかし、男を恨んでというパターンがやはり多い気がします。
この記事は芸能人と4年の間セフレの関係にあった女性が、会わなくなったあとも男性を恨むことなく、むしろいろいろと人生の気付きをもたらしてくれたことに対して感謝している──というお話です。
読むとなかなか納得する部分もあるので、ざっくり見て見たいと思います。
学生時代読モをしていたアカリ(仮名)は、知人に誘われた業界人の飲み会で芸能人Aと出会う。その場で連絡先を交換し、後日Aから食事に誘われたアカリ。
しかし、約束の日が来る前に、アカリは酔った勢いでAの自宅に会いに行って深い仲になってしまう。
そのときに「結婚している人とは二人で会えない」「今は誰ともつき合う気はない」とAからぴしゃりと言われ、納得したうえでアカリはAといわゆるセフレ関係となる。
Aに特定の彼女がいた形跡はなかったが、アカリのようなセフレが他に何人か家に出入りしている気配はあったという。
Aがアカリを束縛することはなく、嫉妬もすることはなかった。アカリに彼氏が出来たこともあったが、その期間はAとは会わなかったそうだ。
アカリがAのことを悪く思わない理由の一つは「一緒にいるときは恋人のように扱ってくれた」こと。身体の関係だけでなく、ときには人目につく場所でデートをしたこともあったという。
Aと関係があった期間に学生から社会人になったアカリは、それから十年ほどたった現在でもバリバリに働いている。アカリの現在があるのは、仕事や人間関係に悩んだ時期にAからかけられた言葉の存在が大きかったという。
未来を描けないセフレの立場をつらいと思ったこともあったというが、自分にプラスになるものをくれた彼には感謝しかない、と彼女は言う。
まー何だか僕なんかには小奇麗過ぎてうさんくさく思ってしまうお話ですが、こういう〝良い関係〟のセフレ、もしくは不倫関係って、実は決して少なくない気がするのです。
ふだん、私たちが眼にする週刊誌沙汰のセフレ、不倫関係はどろどろしたものがほとんどですが、それは恨みを抱えた人だけが垂れ込んでいるからでは、と思ってしまいました。関係がうまくいっていた人はしゃべらないのです。
この記事に登場するAは最初にはっきりと「あなたとは恋人関係にはならない」と宣言して余計な期待をもたせなかったことがアカリから恨まれずに済んだ理由の一つと言えるでしょう。そして、そんな条件でもAと一緒にいることを決断したアカリは、セフレであることを自ら選んだかたちなのです。
しかし、なんでも正直に言えばいいというものではなくて、こういう場合の男はえてして女性をぞんざいに扱って恨みを買うパターンに陥りがちな気がします。
多目的トイレの人や必ずカーセックスだった俳優、アパホテルしか利用しなかった俳優らはぞんざいに扱われた女性たちから恨みを買った例でしょう。
やっぱり、自分だけが得をしちゃあいけないんですよね。女性の側も何かしら得るものがないと。不公平な関係はそのうち破綻します。
アカリはAに感謝している理由を次のように語っていました。
「何かにつまずくたびに相談に乗ってもらったり、色々な助言をもらったりしていたんだけど、なかでも『クリエイティブに携わる人間は、すべての経験が血となり肉となるから、そのときの感覚や感情を丁寧に味わっておくといい』って言葉がすごく私の心に刺さったんだ」
未来を描けない関係、というのはどんなに今盛り上がっていても所詮むなしいもの。
その虚しさを埋めてあまりあるものをお互いに得られればいいのですが。
僕ですか? とりあえずお金は払ってますがw
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