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ナンのはなし。 (13)


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前回から約4ヵ月後のお話。

この前夜もナンをペイバーしてホテルで一緒に過ごしでいます。

朝、目が覚めるとまだナンがいました。11時頃に二人でのそのそと起きだして、ソイ8あたりにある屋台村みたいなフードコートで昼食をとりました。

この日はゴイちゃんと遊びに行く約束をしていました。何でも彼女は2~3日中にお寺参りのためにチェンマイの実家に帰ってしまうらしく、その前に遊びに行こうと約束をしていたのです。

ナンもそのまま出かけるつもりでスタンバイしていました。

 

しかし、約束の3時になってもゴイからは電話1本ありません。まあ、いつものことなんだけど。しばらく待っていると携帯が鳴りました。

「ごめんなさい。二日酔で起きられなくて。5時の待ち合わせでいい?」

仕方ありません。とくにすることもなくて、部屋でナンと二人でごろごろしていたら、いつのまにか寝入ってしまいました。

「お腹が空いた」と、ナンに起こされて時計を見るととっくに5時を回っていました。

携帯をチェックしてみますが、着信履歴はありません。

こちらからゴイちゃんに電話してみましたが、通じない。仕方がないので、またご飯を食べに例の屋台村のようなフードコートへ。ナンはここが好きなようです。

するとゴイちゃんから電話が。

「××××!○▽□×○!」

早口で何を言ってるのかよく分かりません。しかし、謝っているのは何となくわかります。きっと「今日はもう来れない」ってことなんでしょう。

 

さて、することがなくなってしまいました。

ナンと二人なら、無理してFUJIレストランにもボウリングにも行く必要はありません。とはいえ、SEⅩ以外にとくにすることもないんだな。

ナンの発案でビリヤードをしに行くことにしました。ナンが妹分のジーンを呼び出して3人でナナ交差点近くのプールのあるバーで玉を撞きました。

 

そういえば、冬にナンやノイたちとここに来たとき、ゲームの途中でナンがいなくなったことがありました。探しに行ったら店の外で何やら深刻そうに話している姿を見てしまったんだっけ。あれは何だったんだろう。

……そんなことをぼんやり思い出していたら、またナンがいません。しかし、そのときはジーンとのゲームが白熱していたので、僕は探しに行かず玉を撞き続けていました。

すると、ナンが戻ってきました。何やら落ち着きがありません。

「家で弟が問題を起こしちゃったみたいで……いっぺん家に帰るから、先にジーンとお店に行ってて」

そんなことを言い残してさっさと店を出て行ってしまいました。

 

残された僕とジーンはどうすることもできません。とりあえず引き続き2~3ゲームプレイしてR3へ行くことに。

店で例によってじゃんけんゲームに巻き込まれながら、ナンの戻りを待っていましたが、一向に戻ってくる気配はありません。店に来た時点でナンとジーンのペイバー代金を払わされているうえに、飲み代もどんどんかさんでいきます。

その様子にビッグ・ファット・ママも見かねたのか、「ジーンとどこかへ行ってくれば?」と提案してくれました。

どこが面白いか、ママとウェイトレス2~3人で額を突き合わせて相談していましたが、「面白いショーをやっているバーがあるから、そこに行けば?」というので、どこかと思ったら、2軒隣の『Angelwitch』でした。

 

もちろん、わざわざ見に行くほどのショーではなく。2~3杯飲んだらもうホテルへ帰りたくなってきたので、帰ることに。

「ナンが戻って来るまで一緒に待ってる」とジーンは言い張りましたが、却下して無理くり帰しました。だって、そんなことしたらやらされちゃうのが目に見えています。

ジーンはしょこたん似で、それはそれでなかなか魅力的ではあるのですが、さすがにナンの手前まずいでしょう。そして何よりお金がない。

その夜は一人寂しく寝ました。

(続く)

 

 

 

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