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よるのたび バムナイト(3)白昼の秘事


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朝になりました。コーフンしたのかしてないのか、フランス男とベルギー娘のアレのライブを目の当たりにさせられてから、あまり眠れていません。

「あっ、おはようございます!」

僕の頭の上の方のベッドから、東大生が実に爽やかに挨拶してきます。

お前はぐっすり眠ってたんだな。ベルギー娘のベッドの対面のお前のベッドからのほうが刺激的なシーンがたっぷり見られただろうに。

しかし、あの光景を見ていない彼に対して、僕のほうが得をしたという優越感はまるでありません。しょせん他人のSEXだもんなあ。あのベルギー娘とアレをいたせるのは確かにウラヤマシイけど。

件のフランス男とベルギー娘といえば、臆面もなく二人抱き合ってベルギー娘のベッドで寝こけています。ベッドの下にフランス男のものらしいTシャツと短パンが丸まっていたので、おそらく裸だと思われます。

 

ゲストハウスで用意してくれた簡単な朝食を食べ、僕は町歩きに出かけました。

夕方のバスで次の都市・エスファハンへ向かうので、午後にはゲストハウスをチェックアウトしなければなりません。あまりゆっくりもしていられないのです。

小一時間も歩けば中心部はだいたい把握できてしまうぐらい、町は小ぢんまりとしていました。肉屋のショーケースには、丸ごとの鶏とか、子羊の半身とか、ほぼ死体に近い状態で肉が売られていました。これ、頼めば多少はさばいてくれるんでしょうか。

山男が鶏の足を買ったのはこの肉屋かな。そういえば丸の鶏も足だけはすでに切り取られた状態でした。

イランといえばアメリカ大嫌いなので、コカ・コーラがないと聞いていたのですが、なぜかペプシ・コーラは売っていました。ペプシもアメリカだよね?

売店みたいなところでペプシを買って飲み、ゲストハウスに戻りました。

 

皆が出払った様子の部屋で一人荷造りをしていると、ベルギー娘が一人で戻って来ました。タオルなどを持っているところを見ると、シャワーを浴びていたようです。

「彼はジャパニーズボーイとアルゲ・バムへ行ったわ」

彼女は先ほどまで部屋でずっと一人で寝ていたようです。遺跡などにはまったく興味ないので行かなかったんだとか。

それにしても東大生、昨日僕がアルゲ・バムに誘ったら「僕はもう行ったんで」とか言ってなかったか?

 

せっかくなのでベルギー娘としばらくお話しました。

フランス人のカレとはイスタンブールで知り合ったこと。インドまで行くという彼女にカレがずっとくっついて来ているものの、一緒にインドまで行くかどうかはわからないこと。

僕も台湾、中国からずっとアジアを回っていることを話しました。彼女は目を輝かせて真剣に聞いてくれていました。コルカタでインド人の連れがどんどん増えていって最終的には5人がかりで軟禁状態にされた話はけっこうウケました。

 

気付くと、僕のベッドで僕と彼女は並んで座っている形になっていました。

ふと、彼女の手が僕の腿の上に置かれます。

「ねえ……」

えっ、何これ? すごく変な空気なんですけど。

変な緊張なのか、僕の深層心理上の妙な期待が増幅して伝わるのか、リトルが若干むくむくとおっきし出しています。

そんな微妙な膨らみを目ざとくみつけた彼女はいやらしい手つきでそのあたりを撫でまわすのです。うわあ。もう、すっかりスイッチ入っちゃってます。

「私、前からアジアの男に興味があったの……」

リトルはといえば、もうすっかりその気で。

「very pretty,but so hard……」悪かったね、可愛くて。

彼女は荒々しくカチャカチャと僕のベルトを外すと、一気にズボンを下ろしました。

彼女の身体からは、腋臭にも似た濃くて甘いメスの匂いがしました。

 

おかげさまで久しぶりに欲望を大開放することができました。

いやあ、据え膳ってあるんですね。真面目に生きていてよかったです。

これがインドから4か国歩いて来て唯一の艶っぽい出来事でした。

 

約2時間後、僕はゲストハウスをチェックアウトして、来た道をたどり街道沿いの長距離バスターミナルを目指したのでした。

(続く)

 

 

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