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よるのたび トラブゾンナイト(3)静寂の街


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ウズベキスタン美女、ラヴシャナ・クルコワさん。本文とは関係ありません(https://forzastyle.com/より)



 

 

「さっきのコ、気に入ったかい? よかったらあとで部屋に行かせるけど」

ホテルのマネージャーの兄ちゃん(ほろ酔い)に、 いきなりそんなことを言われてしまいました。

(お前の彼女じゃなかったのかよ? あの工藤静香似は。)

心の準備が出来てないときにそんなこと言われると、どぎまぎしてしまいます。

でも、髪型がワカメちゃんなのを除けば可愛かったしなあ。

本家・工藤静香のごとき元ヤンな雰囲気がまた。ウズベキスタンにヤンキーがいるかどうかは知りませんが。

実は心動かされつつも、いったんどぎまぎしてしまうと、照れ隠しに心にもないことを口走ってしまいます。 このへんも僕の器のちっちゃなところで。

「いや…遠慮しとくよ」

つい、心と裏腹にそんなことを言ってしまいました。 あ~あ、断っちゃった。

「そうかい? まあ何かあったら声をかけて」

マネージャーの兄ちゃんはさらにしつこく勧めるでもなく、 僕が渡した部屋代を持ってフロントの奥の方に引っ込んでしまいました。

 

(はぁ…。チャンスを逃したか。)

でも、まだこの街にはついたばかりだし。 ここに旧ソ連諸国からの出稼ぎ女性が集まっているという話も本当らしいということがわかりました。

どのくらい滞在するかまだ決めていませんが、終点のイスタンブールは目前です。少なくとも2、3日は居られるでしょう。

 

部屋で旅装を解いてから街を歩いてみることにしました。

小一時間、部屋でマターリしてしまったので夕方5時ぐらい。すでにあたりは薄暗くなってきております。

商店の灯りが暖かげに見えます。 っていうか、僕の服装が寒いんだよな。

コルカタで謎のインド人集団にプレゼントされたペラペラのインド人服とTシャツしか持ってきていません。日本を出たときは夏だったんで、上着はおろか長袖すら持ってきてませんでした。

だから、イランあたりから気温は10度を割っちゃったもので、いい加減寒かったです。

ぼちぼち上着を買わないと限界だな。

そんなことを考えつつ街中を歩いてて、さっきから感じる違和感

よくよく周囲を見回してみると、まだ宵の口なのに道に人影がまったく無いのです。

店や建物には煌々と灯りがともっています。しかし、見渡す限り町に人の姿が見当たりません。まるで異世界へワープしてきたかのようです。

 

しかし、一軒の食堂の前を通りがかってすぐに謎は解けました。

食堂の中にはみっちり人が詰まっていて、全員がばかすかメシを食っております。

その店だけじゃない。 食堂という食堂は人で溢れかえっているのです。まるで町の人間が全員一斉に食堂へ押しかけたかのようです。

人気がないかに見えた商店も、よく見ると店の奥で店員たちが食べ物を囲んでいます。

 

そういえば、11月の今は断食月でした。

日が出てる間は飲食はおろか喫煙もNG。

5時だか6時だか忘れましたが、 解禁時間になったので町中の人たちが一斉にメシを食ってるのです。

お昼をマックで済ませたときは、普通に客が入っていたので断食期間中だってことを忘れていました。店は空いていたけどそこにいたお客さんはフツーに食事をしていたので。

 

でも、そんなに一斉に食わなくても。 街の機能、マヒしてんじゃん。

1時間ほどすると食事が終わった人が出て来て街も少し活気を取り戻してきました。

昨夜泊まったエルズルムのホテルで、かなり久しぶりにビールを飲みましたが、

飲み屋ってのにはまだ当たってません。

飲み屋を探しがてら、町中をぶらつきます。 しかし、あんまりないんですよねえ。

地元のみなさんがくつろいでいるのはチャイ屋ばかり。

そういうとこで、水パイプをふかしたり、カードをしたり、おしゃべりをしたり。

緩いとはいえ、やはりイスラム圏、アフター5にお酒を楽しむ習慣はないようで。

昼間、ホテルのマネージャーの兄ちゃんが酔っぱらってたので忘れてました(笑)

 

ホテルの近くに来ると『BAR』の看板を出した店が3、4軒ありました。

その一軒のまえを通りがかると入り口に立っていたボーイが呼び止めます。

ディスコだよ。寄ってかないか?

うそぉ、ディスコなんてあるの?

(続く)

 

 

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