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よるのたび トラブゾンナイト(4)ディスコの女たち


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(4travel.jpより)

 

 

『ディスコだよ。寄ってかないか?』

飲み屋を探して街をぶらついていると、客引きのボーイに声をかけられました。

え、ディスコ?こんなバーもろくにない街に?

『そう。ディスコだ』 ボーイは胸を張ります。

とりあえず入ってみることにします。

 

……これがディスコねえ。かなり微妙だなあ。

レストランを薄暗くして強引にミラーボールを回しているだけにしか見えない。

しかも、レストランとしてもちょっと高級そうな感じなのでまったくディスコっぽくない。ひとつひとつのテーブルはデカく、 皺一つない真白なテーブルクロスがピシッとかけられていて、ホテルのダイニングみたいです。

店内にはそこそこ客が入っていますが、 不思議なのは男連れのテーブルには男だけ、女連れは女だけなのです。

しかも店の真ん中から左右に分けられるようにして座らされております。

ねるとんパブ?(懐かしい)  そんなわきゃないだろうけど。

パキスタンのバスがこんなだったなあ。バスの真ん中に壁があって、男女席が分かれているという。

イスラムの教えで男女が別れてるとか?

いや、イスラムの教えだとそもそも酒が駄目でしょ。

 

とりあえずトゥボルグビールを注文。 4ミリオン(約300円)。

3杯飲んだら宿代になってしまいます。高い?

いや、でも考えてみたらだいたいどこへいっても宿代より飲み代の方が高いや(笑)

 

しばらく店内を観察してて、妙なことに気付きました。

男性達のテーブルはそれなりに盛り上がっているのですが、 女性達のそれはいま一つなのです。

ほとんど飲み食いしてないし。 彼女達、お客さんではないのかも知れません。

しかし、商売の女性に特有の〝殺気〟というか、こちらを品定めしたり、逆に自分を売り込んだりする目線が全くないんだなあ。

 

さらにビールを飲みつつ観察します。 ボーイが3人連れの女性テーブルに近づいて何やら話しています。

しばらくすると3人のうちの一人の女のコが立ち上がり、 マリオのような髭のおっさん二人が飲んでいるテーブルへ。

握手して話していたと思っていたら、おっさん達の席へ座ってしまいました。

そうか、そういうことか。 やっぱ、ねるとん形式(笑)。

おそらく、ボーイを通じて女のコを席へ呼んでもらうことができるのです。

料金はどのように派生するのか。

さっきから見ていると、女のコたちはかなり勝手に出入りしているようなので、

まあ建て前上は従業員じゃなくて客なんだろうな。

それにしても、さすがトルコまで来た甲斐があったというか。

女のコたち、ビジュアルがすっかりユーロ。ロシア人というよりは旧ソ連人なんでしょうけど、アジアンではありません。しかもかなり粒ぞろいという印象です。しかもロシア人にいがちなでぶちんが全然いません。

ためしに呼んでもらおうかな。 もしかしたら、その後の展開も期待出来るかも。

 

と、その時。

店の中にガンガンにかかっていたトルコ・ポップス(ポップスなんだけど、どこかベリーダンスが似合いそうな音楽です)が止みました。

ミラーボールも消えて店内の照明が一気に明るくなります。

なんとなく寒々しくなる店内の空気。

理由はすぐに判明しました。 制服の警官が3~4人入ってきたのです。

警官たちは入ってすぐの女性席から職質みたいなことをはじめています。

女のコたちはといえば、パスポートを出して見せています。 やはり女性はみんなトルコ人ではないらしい。

入管の手入れってとこでしょうか。 男どもは調べられていません。トルコ人はスルーされるのでしょう。

僕も外国人なのでパスポートを見させられましたが。別に問題が在るはずもなく。

結局、女のコ二人ほどが警官たちと一緒に店を出て行きました。

店内には何ごともなかったかのように、照明が落ちて音楽が鳴り始める。

なんとなく、やる気をそがれてしまい、僕は店を出ました。

飲み代は生ビール5杯、20ミリオン(約1500円)也でした。

(続く)

 

 

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