tinderで知り合ったマレーシア人美女・アン。
彼女がどうも投資詐欺ではないかという疑惑が持ち上がりましたが、僕の場合まだ具体的に何かを請求されたわけではありません。毎晩楽しくおしゃべりをしていただけです。完全に彼女がクロだという証拠はありません。
それなのに彼女に対してよそよそしい態度を取るのは、いけないのかもしれません。
しかし、僕はまともに彼女とLINEでのやりとりができなくなっていました。
昨夜は「友達と飲みに行ってそのまま寝てしまった」という設定でやり過ごしました。
僕に疑われていることを知ってか知らずか、朝にはアンからはこんなお叱りのLINEが届きます。
しかし、平謝りに謝るとその後は何事もなかったように、カルティエに行ったことを自慢し始めます。明らかに昨日から僕の彼女にたいする態度は手のひら返しに変わっているのですが、気づいていないのか、それともそんなフリをしているのか。
その日はその流れから時計やバッグの話になりました。やはり彼女はブランド志向で、ハイブランドのものを何点も持っていると言います。
対して僕は庶民アピールのつもりで、腕時計はしない主義、カバンは実用的なマンハッタン・ポーテージだと力説しておきました。
その話は彼女が納得して終わったのですが、今度はまたFXの話が始まります。
この日再び「tinder 外国人 詐欺」でググったら、FXの投資話でやられた例も書いてありました。やはり相手は美人でお金には困っていない様子だったそうです。
さすがに限界かな、と思いました。僕は寝落ちしてしまったていで彼女からのLINEをスルーしたまま寝ました。
翌朝、アンは僕が彼女のLINEをスルーしたことにかなり怒っていました。
ネタ的には、もっと彼女が本性を出すまで引っ張りに引っ張るほうが面白いんでしょう。住んでいるところが大阪という設定も、「会いたい」といわれると困るからではないでしょうか。「仕事で急に大阪に行くことになった」と言ったら彼女はどんなリアクションをするのか。知りたくもあります。
しかし、僕は彼女が詐欺である疑いが濃厚だという時点ですでにかなりメンタルをやられていました。このまま面白がって彼女とLINEを続ける度量はありません。
それだけ最初は彼女に対して何の疑いも抱いていなかったんですよね。あのツイートを見なかったら、投資話には乗らないにしても、お金が急に必要だと言われたら振り込んでいた可能性が大です。
「僕はあなたのことが好きです。しかし、あなたは若くリッチで美しい。私のようなおじさんとは不釣り合いです。私はあなたのことをあきらめます。さようなら(TT)」
メッセージを送ると僕は彼女のアカウントをブロックしました。
翌日、彼女が別のアカウントで接触してきました。そういえばLINEIDは知られているんですよね。もちろんともだちにはせず放置しています。
今にして思えば、100%詐欺ってわけではありません。〝本物〟だった可能性って何%ぐらいあるのかな、なんて考えたりもします。たぶん限りなく少ないでしょうけど。
まあ、そのぐらい夢のある話で終わっておいたほうがいいですよね。
そんなわけで、彼女の顔もここでは晒しませんが、身に覚えのある方はtwitterのDMまでご連絡いただければ。
(終わり)
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