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『パパ活女子』を読む(4)まとめた


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P活疑惑をかけられた人もいました(週刊女性PRIMEより)

 

 

本当は前回で終わったつもりだったのですが、書きそびれたこともあったりしたので続けますね(笑)

 

本書ではここ何年かでパパ活女子が増えた背景について男女間の収入格差と世代間の収入格差がある、と解説しています。

非正規雇用が進んだことで割りを食ったのは女性が多いと言われています。手元に本書がないので、本書の数字でなく今ちゃちゃっと調べた数字でいうと、男性を100とした場合の女性の賃金は75.5%。これはOECD加盟国中、韓国に次ぐワースト2位という数字です。

 

さらに最近の大学生や大卒の若者もお金に困っている人が多いという話も聞きます。親に学費を出す余裕がなく、奨学金を借りて卒業後にもその返済に追われている人が多いそうなのです。

このあたりのお話は本書の著者である中村淳彦さんの「東京貧困女子。」に詳しいです。たしか僕も読んでいるはずですが、あまり内容を憶えていませんw

 

つまり、すごく雑に図式化すると、「恵まれてきた裕福なおじさん」から「不幸な時代に生まれ育った貧しい女子」へお金が流れているという絵図になります。しかし、若い女子であれば誰でも恩恵を受けられるわけではありませんので、別にこれは社会的なセーフティネットではないということになります。おじさん皆が裕福ってわけでもないですしね。

 

そもそものパパ活はお金に余裕がある人にのみ許されるお大尽の遊びでした。その相手をつとめる女性も、その眼鏡にかなう素養やプロ意識(しかし素人っぽさも兼ね備えた)が要求されました。

しかし、現在パパ活の裾野は大きく広がり、当初とはかなり違った形のものも現れ始めています。アプリがメジャーになったことでハードルが下がり、僕のような細Pと呼ばれる決してお金持ちではない人たちも参入出しました。

ホテル直行でホ別3ぐらいという価格設定なら、風俗代わりに使う人も多いでしょう。

そうなると〝援交〟と区別がつかなくなるのですが、本書では〝援交〟とは組織化されて女のコが管理されているもの、として=援デリとして定義しています。

本書では18歳未満の女子がする場合も「パパ活」には当たらないと定義して、パパ活は全く法に触れるものではないとしています。モラルには触れるかもしれないですけどw

 

一方、Pが増えたことで、PJの需要も増え「おじさんとご飯するだけでお金をもらえる」という〝茶飯女子〟でも多少は稼ぐことのできる市場になってきています。

私見ですが、この〝茶飯女子〟が完全に淘汰されたとき、パパ活市場は下火になるのではないかと感じています。

若い女子には「おじさんとSEXするなんてありえない」というコも多いようですが、確かに僕も20歳ぐらいのときには、おじさんにこんなに性欲があるなんて思っていませんでしたから(笑)

 

著者によれば、パパ活は今後も増えていくことはあっても減ることはないだろうということです。

おじさんたちは疑似とリアルな恋愛を、女子たちはその若さだけで一攫千金を、それぞれ勝手に夢見つつ、すれ違ったりすれ違わなかったりしていくのでしょう。

僕ですか? やっぱりツルーラヴかなあ(笑) 

 

 

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