12月上旬に、スマホやら引っ越し代の要求を片っ端から却下したせいか、その後しばらくのトゥーからのLINEはどことなく愛想がありませんでした。定期送金の前借りぶんは送金しているんですけどね。まあ微々たる額なので。
しかしその後、クリスマスということで特別に送金したら機嫌は直ったみたいです。簡単だなあ。
12月まではパタヤの店で働いていたトゥーですが、21年の年明けからタイではバーや娯楽施設の閉鎖が要請されました。
それを機にトゥーはまたコンケーンに帰ったようです。あれだけ大騒ぎして借りたアパートには1か月住んだかどうかということになります。もう少し先を見通せなかったものでしょうかねえ。
コンケーンに帰った彼女からはひんぱんにLINEのメッセージが届くようになりました。
実家では子供の世話しかすることがなくて、ずいぶんと暇みたいです。
2月のある日、トゥーからずいぶん元気がない様子のメッセージが届きました。
google先生の訳なんでしょうが、日本語で見るとなかなかヘビーな字面です。
とくに「息をするのにうんざり」というのは、ただごとではないです。まだ若いのに。
2月には非常事態宣言による規制は緩和されて、パタヤあたりではバーなどもポツポツ開いているというニュースを耳にしていました。
「働きに行く気はないの?」と聞くと、「パタヤに行っても、どうせお客がいないから稼げない」のだといいます。やはり昨秋パタヤにいた頃も、やっぱりあまり稼げていなかったようです。
また、「またお店が閉まるかも知れません。すると今、部屋を借りてもお金が無駄になってしまいます」とも。
やはり、あれだけ大騒ぎして借りた部屋が1か月足らずでパーになってしまったのは彼女なりにこたえているようですね。
実際この時期、いつ明けるとも見通しの見えないコロナ禍を嫌ってパタヤを離れる外国人が増えているというニュースが流れていました。
(シャッター通りと化したブッカオの安マッサージ街)
さらにトゥーがもう一つ鬱になる原因がありました。
実家のお父さんが「コロナが怖い」と言って働かずに家にいるのだ、というのです。
彼女のお父さんって子供たちのおじいさんになるわけですけど、下手をすると僕よりも若い年齢でしょう。そんな一家の大黒柱がコロナを恐れて仕事を放棄するというのは、なかなかですね。これも「タイあるある」なのかも知れませんが。
トゥーが働いて家族全員を食べさせているのでしょうか。googole先生の翻訳では彼女が働いているのが現在なのか過去なのかわかりかねますが。
とはいえ、やはり可哀そうだからとまとまったお金をどーんと送ってあげることはためらわれます。トゥーや子供たちは何とかしてあげたいけど、お父さんまで養うのはどうなんだろう、と。大金を手にしてそれを無駄遣いする例を僕はツイッターなどでいくつも見ています。
とりあえず、バレンタイン(タイでは男がプレゼントするらしい)ということで、いつもの金額を送っておきました。少なくとも一家5人(お母さんと兄弟が同居しているかどうかは不明なので)が何日間かは食べていくことはできるはず。
彼女が無駄遣いしなければの話ですけどw
(続く)
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