富士レストランでR3のスタッフたち(ゴゴ嬢1名)とお食事会です。
しばらくすると料理が少しずつ出てきました。
めいめいが好きなものを頼んだので誰が何を頼んだのかわかりません。
僕は自分用には巻き物、みんなでつまむ用に寿司と刺身の盛り合わせ、巻きずしを2種類ほどを注文しました。
最初にやって来たのは小鉢に入った緑色の物体。メニューと照らし合わせてみると「海藻サラダ」というやつらしい。
サラダというよりは和え物…なんでしょうか。よくやっすいチェーン系居酒屋でお通しに出てきそうなやつです。中国あたりで作っているに違いありません。昔、こういうのがドラム缶に入った状態で港に放置されていて、問題になりませんでしたっけ?
「私、日本料理ではこれが大好きなの」注文したのはミス・レジスターのようです。
これが日本料理だとは思って欲しくないなあ。
彼女はおいしそうにそれを食べながら「今度日本からお土産に買ってきてくれない?」なんて言うんですけど、どこに行けば買えるんだろう?
次々と料理が運ばれてきます。ノイが注文したのは焼き鮭の定食のようです。
おそらく生のサーモンを焼いたやつに味噌汁とご飯、サラダが付いています。
ノイおばさんはおもむろに鮭の皿だけを手元に持ってきてパクつき始めました。
片手でサラダの皿をオーちゃんに渡し、オーちゃんが食べ始めます。
(そうか…定食って、そう食べるのか)ちょっと目からウロコな体験です。
ヤムはヤムでいかの丸焼きを注文したようです。
それはそれでいいんだけど、食事としてそれだけ食うってどうなんでしょうか。
彼の飲み物は薄緑色のスムージー的はやつなので酒のつまみというわけではありませんしねえ。
そしてセクシーちゃんが注文したのは天ぷらそばでした。
天ぷらの隙間からそばを音もなく口に運んでもぐもぐ食べています。すすれよ。
で、僕はというとウナギの巻きずしを肴にハイネケンをぐびぐびと。
寿司と刺身のコンボも運ばれてきたので皆に勧めつつ自分もつまみます。
うーん、やっぱりこれはビールだよなあ。
味はまあ期待以上でも以下でもなく。タイで食べれるんならまあいいかという感じ。
昔、インドで出て来た謎のスープでひたひたになった自称〝かつ丼〟に比べれば100倍ぐらいいいです。
会話はみんながタイ語でいろいろ話しているのを、たまにミス・レジスターとノイが訳して教えてくれて、それを聞く感じでした。
まあ、僕は僕で楽しく飲んでいるので、別に問題はないです。
小一時間ほど経つと、食い散らかされた料理でテーブルの上は生ごみをぶちまけたみたいになっていました。中国人並みにタイ人も食い方、汚いんですね。
ノイとオーちゃんの定食は焼き鮭とサラダとキムチだけがきれいにたいらげられて、ご飯と味噌汁だけが手つかずで寂しそうに残っています。
セクシーちゃんの天ぷらそばはえび天だけきれいにたいらげられ、そばはほとんどが残されたままで丼の中でぶよぶよになっていました。飽きてしまったみたいです。
ぶよぶよになったそばを箸でつついて遊んでいます。スウェットに立膝をしてふてくされたように食べ物をおもちゃにする姿は田舎のヤンキー少女みたいです。
でも、たぶん本当にタイの田舎のヤンキー少女なんでしょうね。
ヤムはいかの丸焼きは途中で食べるのをやめており、巻きずしを食べていました。
寿司と刺身のコンボは握りずしはミス・レジスターが食べたようですが、刺身は半分ぐらい手つかずで残っていました。
完食したの、僕とミス・レジスターだけじゃん。しかもミスレジスターのやつって〝お通し〟だし。
ノイたちが残したご飯と味噌汁が僕のところに回って来ました。おかずないんだけど、どうやって食えと。あ、そうか。刺身があった。
僕は刺身をおかずにご飯と味噌汁を食べる羽目になりました。なぜ残飯処理係?
さらに残った巻きずしなども食べさせられたため、お腹いっぱいです。
お腹いっぱいになっちゃうとビール飲んでも旨くないんだよなあ。
これ以上みんな飲み食いもしないようなのでチェックしました。
お会計は3000B弱でした。まあ、R3の飲み代を思えば安いもんです。
でも、この人たちとはあまり来たくないなあ。
(続く)
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