またしてもビリヤードの最中にナンに謎の緊急電話が入り、ナンは家に帰ってしまいました。残された僕とナンの妹分・ジーンは戸惑うばかりです。
何が起こったのか、さっぱりわかりません。
とりあえず、もう2~3ゲームしたあとジーンと一緒にR3へ。
ジーンをペイバーします。この場合、ナンもペイバーしたものかちょっと考えてしまいましたが、やっぱりするべきなんだろうなと思ってしておきました。
僕としてはどうにも落ち着かないの感じなのですが、何もしらないおばさんが能天気にじゃんけんゲームを仕掛けて来たのでいつものバカ飲みが始まってしまいました。
1時間以上経ちましたが、ナンが戻ってくる気配はいっこうにありません。
電話しようにも僕、何の携帯番号知らないんだよな。
イイ感じに酔っ払ってきたのはいいのですが、このままではいつものごとく飲み代がかさんでいくばかりです。しかも今日はペイバー代2人分払っているし。
「どこかいく?」
気を遣ってくれたのか、ジーンがそんなことを言い出します。
やがてウェイトレスさんやビッグファットママたちと額を寄せ合って何事か相談していましたが、「面白いって評判のショーをやっているバーがあるの。そこへ行かない?」と言い出しました。
「どこ?」と聞くと、なにやらバーの名前を言っているようですが何回聞き返しても「アン、チェン、ビ!」としか聞き取れません。なんだそりゃ。
「いいから行ってみれば?」とビッグファットママが言うので、ママそこまで言うならとお会計をして店を出ます。
ジーンに手を引かれて歩いて行くと10mと離れていない隣の店へ入ってしまいました。
なんだ『Angel Witch』じゃん。
まあ、確かに「ショーが評判のバー」であることは間違いありませんけど。
それはあくまでナナプラザでの話で、ちょっと前のソイカの『Long Gun』とかに比べるとそれほど素晴らしいクオリティでもないような気もします。
何より見たことあるし。
2~3本ハイネケンを開けたら帰ろうかな。
ナンも帰って来そうもないし。
ショーを見ながらボーッとそんなことを考えていると、僕の考えを見透かしたのかジーンが、
「帰るの? 私もホテルで一緒にナンが帰ってくるまで待つ」
なんてことを言い出しました。
いや、それはマズいでしょ。
ジーンはR3では売れっ子ではないみたいですが、顔立ちはタレントのしょこたん似、色白で背が高く、わりとボリュームあるスタイルをしています。
長身だけどスレンダー系のナンとは全然違うタイプですが、率直に言ってしまうと僕は好きなタイプなんですね。
こんなコと一緒の部屋で夜を明かそうものなら、鉄板でなるようになってしまうにきまっています。
ここはタイだしナンもジーンもゴゴ嬢なのでなるようになってしまっても鬼畜の所業とまではいきませんが、さすがにナンに合わせる顔がありません。
「ありがとう。でも今日は1人で帰るよ」
そうジーンに言って店を出た後僕は1人でホテルへ帰って行くのでした。
(でもジーンと一緒に部屋にいて、ナンが帰ってきたら3Pって可能性も)
そんな考えも脳裏に浮かんでいたことは否定いたしません。
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