目覚めは最悪でした。ナンのことを考えていていつも以上に昨夜は飲んでしまったようです。
R3のあとにも何軒かゴーゴーをはしごしたのですが、たぶんへろへろだったと思います。S氏といつ別れたのかも覚えていません。
頭が重く瞼が閉じた状態で貼りついたみたいになっていて、目が開きません。
必死になって腕を伸ばして枕元のケータイで時間を見ると7時55分でした。
(時差が2時間だから今は9時55分か……)
ぼんやりそんなことを考えていたら、ふと重大なことに気づきました。
ホテルの朝食ビュッフェは10時までなのです。ここの朝食はすっかり食べ飽きていますが、タダ飯は大事です。
気合でバッと起き上がり、パン一状態からそのへんに脱ぎ散らかした短パンとTシャツをひっかけて1階のレストランへダッシュです。
息を切らしながらなんとかレストランにたどり着くと、まだ普通に営業していました。なんとか間に合ったみたいです。
終了間際にいくと、いつもはなくなってしまっている料理も多いのですが、この日はまだ料理はほぼ全部あるようです。ラッキー。
揚げ焼きしたような目玉焼きとソーセージ、果物、パン、ジュースと紅茶など、一通り取ってテーブルで食べていると、何だか周囲の様子がおかしいことに気がつきました。
終了間際にしては人が多すぎるのです。料理がなくなったところにはお代わりを運んでいるし。その理由はすぐ気が付きました。
ケータイの時間を見て、思わず反射的に2時間の時差を読んで10時だと思ってしまったのですが、僕はいつも空港に着く度に現地時間に合わせるようにしています。乗り継ぎ便を利用することが多いのでそういう習慣になってしまっていたのでした。
ということは現在は朝の8時すぎ。寝ぼけていて思わぬ早起きをしてしまいました。
もっと寝れたのに。
そしていつものごとく昼間は何もせずにだらだらと過ごして夜です。
実は最近〝コヨーテ〟なる言葉をネットや『G-Diary』などで知ってかなり気になっていました。
何でもタイに富裕層用の高級クラブで料金は高いけどそれはそれは粒ぞろいの美女がいうるというのです。そんな美女たちは必ずしもペイバー出来るわけではないけど、中にはペイバー可能なコもいないでもないらしい。
そんなモデル級の美女を侍らせてみたいという憧れがここのところ僕にはあったのです。だってゴゴ嬢にも可愛いコはいるけど8割はイサーンの山出し娘です。
以前R3でナンバー1クラスだったセクシーちゃんだって、私服姿はただの田舎ヤンキーみたいでしたし。
調べたところ2軒ほどのコヨーテクラブの名前を突き止めましたが、外観を見るにTシャツ短パンの旅行者が気軽に入って行ける感じではないし、システムも入会金でけっこう取られる感じで1人で行くにはなかなか敷居が高そうで躊躇していました。
ところがなんとソイカのゴーゴーでコヨーテがいる店があるというのです。
これは行ってみないわけには行かないでしょう。
そんなわけで、この日僕は目の前にあるナナプラザを素通りしてソイカへと向かったのでした。
オチは見え見えですけど次回に続きますw
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