徹夜明けで朝っぱらから飲んで気を失い、起きたらウェイトレスのビア一家が合流していて宴会第2幕開始です。
朝方は気分悪かった僕ですが、飲み始めたらなんだかいい感じになってしまいました。
そして気を失って目が覚めた今もめちゃめちゃ酔っ払っています。何だかちょっと頭が痛くなっていた気がします。さすがにもう飲む気はあまりしません。
しかし、ゴイをはじめ僕以外の全員はやる気満々です。
シートの上に並べられた料理と酒はなかなかのボリューム。誰がこんなに買って来たんだろう。
しかし、この飲み会の記憶はほとんどありません。
なぜか料理の中にカブトガニがいた記憶だけはあるのですが、早々に気を失ってしまったようです。
気がついたときには宴会は終了しており、酒や料理はすべて片付けられていました。
ビアと両親は子供たちを連れてどこかへ遊びに行ったようです。
少し離れた場所でゴイも転がっていました。ボブとサル顔男もどこへ行ってしまったのか姿が見えませんでした。
気分は最悪でした。猛烈に気持ち悪いし頭も重いです。
起きているとしんどいので横になりたいのですが、寝転がって目を閉じると頭がくらくらするので横になることもできません。
「ゴーゴー! ゴイちゃんマッサージしたい!」
目を覚ましたらしいゴイが頭の上のほうで怒鳴っています。
酔っ払ったゴイの大声も不快です。何がマッサージだ、と毒づきたくなります。
しかし、押し問答になるのが面倒くさくて「すれば」と答えておきました。
ゴイの声に需要を嗅ぎつけてきたらしいマッサージのおばちゃんを呼び込んで、マッサージをしてもらい始めるゴイ。僕は横にもなれず、足元に座り込んでそれを眺めるという間抜けな図になっています。
ゴイはかなりだぶだぶの短パン姿なので寝っ転がった体勢で膝を立てるとアソコが丸見えの状態です。それを見て僕が顔をしかめたのを目ざとく見つけたらしく、ほれほれとばかりにわざと短パンの裾をからげて熟女のビオランテをご開帳するのです。
僕は気持ち悪くなっておえっとえづくと急に喉の奥から熱いものが逆流してきました。
思わず走って近くの草むらまで走るやいなやマーライオンのごとき大噴出。
女性のアソコを見て吐いてしまったのは後にも先にもこのときだけでした。
失礼っちゃ失礼なんですけど被害者意識しかありません。
出すものを出したらどっと疲れて、パラソルに戻ると深い眠りに落ちました。
そして帰りのことは意識が朦朧としていてよく覚えていません。
近くにあった廃墟のような公共のシャワースペースのような場所で着替えて車に乗ったような気がします。
あと車の中でのゴイのジャイアンぶりは強烈過ぎてなんとなく覚えています。
帰りの車の中でキャンディをもらい、口に入れて包み紙を捨てる場所がなかったのでポケットに入れたらゴイが「こんなものはこうすればいいのよ」と車の床にゴミをポイ捨てしたこと。ちなみに車はボブの友人の車です。
ほとんど酒も飲まず、車を借りてきて運転までしてくれたボブにお礼として1000B渡そうとすると「ダメっ、これはゴイちゃんの!」と、かっさらっていったことなど。
ひどいですよねw
また、ホイクワンあたりでゴイとサル顔男が車を降り、手をつないで帰って行く後ろ姿を見て、サル顔がゴイの現在の男であることを知ったのでした。
そして夕方にホテルまで送ってもらった僕は、その夜は遊びに行くことなく翌朝までベッドで眠り続けたのでした。
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