↑のゴーゴーバー画像は本文とはまったく関係ありません。
90年代の話を00年ごろに書いたものをリライトしています。当時の「大人のパーティ」に関するお話です。
昔の文章なので、さすがに読んでいてツッコミどころも多々あるため、(注)で随時ツッコんでおります。
久しぶりの『乱交ノ世界』です。
元ネタのメルマガでは第3章になります。
第1章は「ビデオ鑑賞会と大人のパーティ」
第2章はなんちゃってパーティのお話でした。
さて、第3章はどうなるのやら。
「幸せの赤いハンカチ事件」「偽弁護士及川事件」と高いネタ代ばかりを払わされてきた僕でしたが、それでもパーティへのあこがれは止みませんでした。
ネットでその手のエロい掲示板を探しては巡回する日々です。
(まだグーグルなんて使ってなかった記憶があります)
ネットで調べたところでは都内でいくつかその手のサークルは存在するのですが、単独男性にはやっぱり敷居が高い。
入会希望を送っても返事が来ないところや、入会金を払って入会してみてもその後なしのつぶてだったところばかりでした。
ちなみに入会したところは女性やカップルからのオファーがあって初めてパーティに参加できるというスタイルで、入会金も数千円だったので詐欺ではないと思います。
ところがある日、ニフティサーブの掲示板でパーティの告知を見つけたのです。
さっそくメールを送ると「偽弁護士及川事件」のときほどではありませんが、まあまあ長文のメールが返って来ました。
長文だけど及川のサークルみたいに支離滅裂ではなく、ちゃんとパーティの内容や募集する男性メンバーの資格、料金などが書かれていました。
それによると、どうやらやはり事前に面接を受けなければいけないみたいです。
もちろんすぐに日時を予約しました。
待ち合わせたのは平日昼間の渋谷の喫茶店でした。
「アンザイさんと待ち合わせなんですけど」
店員にそう言うように指示されていたのでそうするとフロアの一番奥にあるテーブルへ案内されました。
テーブルに座っていたのは真紅のパンツスーツ姿の女性でした。
なんか70年代の芸能人のような変な雰囲気です。
セミロングの茶髪でおそらく僕よりも年下で20代だとおもうんですが、ママ然とした貫禄がありました。なんか昼っぽくないオーラが出てます。
「ゴーゴーさんですね?」
アンザイさんはニコリともせずに僕を睨めあげると、僕の風体を0.5秒でチェックして対面の席に座るように促しました。
「うちのパーティは参加する男性の年齢や容姿は基本的に問いません。ただし…」
おそらく同じ説明を何十人という相手にしてきたのでしょう、アンザイさんはパーティでの禁止事項と参加するときの流れについて15分ほど一方的にまくし立てました。
要はゴムをつけないとか女のコの嫌がることをするとか一般の風俗でもNGとされているような当たり前のことがほとんどでした。とくに耳新しいことはありません。
でも、何かまるでそういうことを僕がしたみたいなトーンで怒られているような気がしてなりません。
「何か質問は?……ないですね。じゃあ今日は入会金2万円いただきます。参加費の5万円はパーティ当日でけっこうです」
僕は言われるがままに2万円をアンザイさんに渡しました。
「じゃあ今日は帰っていただいてけっこうです。パーティの詳しい情報は後ほどメールで送りますから」
言われるがままに席をたつ僕。アンザイさんはテーブルについたまま書類のようなものをずっとチェックしています。この次も誰か来るのかも知れません。
これはどうなんでしょうねえ。
これまでのパターンとあまり変わらない気がするんですけど。
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