↑のゴーゴーバー画像は本文とはまったく関係ありません。
00年代の「大人のパーティ」に関するお話です。
この日のパーティもなかなか悲惨な感じでした。
女性はアンザイさんのほかに5名、男は僕を入れて5名。
頭数的には一見問題ないんですけど、女性5名の中にはこの日見学で不参戦を表明しているユキが含まれます。
さらに1名が女のコの日だとかでこれまた見学らしい。
つまり実質5vs3ってことになります。
なんかこの時点で昔懐かしいビデオ鑑賞会みたいなことになっています。
やっている場所がホテルというだけで内容は大差ありません。
最近はこういう回が多くて僕はひそかに「詐欺回」と呼んでいました。
女性陣の顔ぶれも今ひとつな感じです。
美人だし性格はいいけどもう長いつきあいになり過ぎてあんまりコーフンしないヨシダさんと、ガテン系の色気も何にもない人(着ているものによっては性別不明です)と掃除のあばさんみたいな人。
(これは行ってもヨシダさんぐらいかなあ)
でも、当然男たちの人気はヨシダさんに集中すると思われます。
くじ引きで最初のシャワーの相手に当たったのはガテン系でした。
さすがにシャワーだけで帰してしまうのは失礼なので、1発お相手しました。
いざやってみると意外とカワイイところも発見してしまうので不思議ですw
再びシャワーを浴びてガテン系とリビングに戻ると、じきに彼女はあぶれていた男に寝室へ連れて行かれてしまったので、しばらくアンザイさん、ユキ、もう1人の見学のコとハーレム状態で楽しく飲んでいました。
そこで出た話ではユキは、本当に就職活動中でこの日もどこかの説明会の帰りだったそうです。
しかし、やがてアンザイさんが、
「買い物に行ってくるから。カナザワさんにイタズラしちゃダメよ」
と、もう1人の女のコを連れて外出してしまいました。
リビングに2人っきりで取り残された僕とユキ。
なんとなく空気が張りつめた感じになります。ユキも緊張しているようです。
「パーティーの感想はどう? けっこうスゴイでしょ」
リビングと〝やり部屋〟である寝室はもちろんドアで閉め切られているので中の様子は見えません。
でも、〝あの声〟はガンガン聞こえてくるのです。
発情期の猫並みに騒がしいです。
「う~ん…やっぱりちょっと…びっくりしちゃいますね」
少しうつむきながらユキは言いました。
「君はどんな声をだすのかな?」とか「あんな声を聞いて濡れちゃってんじゃない?見せてごらん」って言いたいところなんですけど、さすがに恥ずかしくて言えません。
「何だ、このシミは? まさか本当に濡れちゃってるの?」
「あっ…………」
「どうして欲しいのか言ってごらん、ほら」
「ああっ、い、いやっ……」
「言わないと何もしてあげないよ…………」
「……え?」
すっかり妄想の世界に浸っていると、いつのまにかユキが僕の顔を正面からじいっと見つめていました。いかん、バレたかな。
「あのっ……」
ユキが少し思いつめたような感じで口にしたのは思いもかけなかった言葉でした。
「ゴーゴーさんの連絡先を教えてくれませんか?」
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