↑のゴーゴーバー画像は本文とはまったく関係ありません。
00年代の「大人のパーティ」に関するお話です。
アンザイさんちの忘年会。
座も盛り上がっていつの間にか僕、モモカ、初見の男ヤマベ氏のスリーショットに。
ヤマベ氏がどうもモモカに口説く気まんまんでうざ絡みしている感じで、時間もけっこうな深くなってきたタイミングでモモカ帰宅宣言。
そして、なぜか僕に送れと。
マジか。まだまだ飲んで行きたいんだけどなあ。
ビール1ケース差し入れたんだから、まだまだ飲まないと。さすがに元が取れませんけどw
しかし、モモカはめっちゃ上目づかいで圧をかけてくるのです。
確かに今までの流れだと、ヤマベ氏が送って行くと言い出すこと必至の流れです。
ここはとりあえずつき合っておくべきなんでしょうねえ。
「わかった、いいよ。一緒に帰ろう」
さっきまであんなにニヤケてたのに、みるみる表情が曇っていくヤマベ氏。気持ちはものすごく分かるんですけど。
でもモモカ本人が嫌がっている感じなのでいたしかたありません。
ここできっぱり諦めたほうがヤマベ氏のためでもあります……たぶん。
どうせ駅まで送ればいいかと思っていたのですが、ヤマベ氏がきちんと諦めてくれるように僕も荷物を持ってモモカと外に出ました。
玄関まで見送りに来たアンザイさんの目が「いいかげんにしろよ」と言っていましたが、別にナニする気はないのでスルーします。
「ありがとう~。あの人しつこいんだよね」
駅までの道でモモカがせいせいした表情で言います。
あれ? さっきよりちょっとガラ悪くなってない?
こっちのほうが素なんだろうな。
もうこのへんまで来れば僕がアンザイさんの家に戻っても、ヤマベ氏は追いかけてこないだろうなというあたりまで来ました。
じゃあ、僕はまた飲みに戻るから、と言おうとしたタイミングでモモカがまた唐突なことを言い出します。
「ゴーゴーさんの家ってここから近いんでしょ?」
「うん、まあタクシーなら10分ぐらいかな」
「今から寄ってもいい?」
(え?)なんかデジャブなんですけど。
終電を理由に抜けて来たぐらいなので、時間はもうかなり深いです。
彼女がどこに住んでいるか知りませんが、今から僕の家に来るってことはやっぱり〝泊まり〟ってことですよね?
ユキのときに引き続き、据え膳ってやつなんでしょうか。
まあ、それを食ったばかりにひどい目にあっていますが。
とはいえ、若い女子のお願いを断るのも気が引けます。
「いいけど……。俺の部屋、ちょっとひくぐらい汚いよ」
「いいもんッ♡」
あれ、さっき悪態ついてたときより可愛くなってるw
タクシーを拾って僕の住んでいる築30年ほどのマンションへ来ました。
いかにも70年代にはイケていたという外観なので、かなり古く見える物件です。
「マジで汚いけど。どうぞ」
階段で3階まで登って覗き穴が小さな窓みたいになったタイプの鉄扉を開けて中へはいります。
すると、入るやいなや不意にモモカが背後から抱きついてきました。
「!」
モモカは僕の正面に回ると目をうるうるさせて上目遣いでじいっと見つめるのです。
「ねえ……」
ぴとっと僕の内腿に貼りついた彼女の手が徐々に真ん中へと這っていきます。
そしてゆっくりとまさぐり始めました。
「ここでしたいの……」
(AⅤかっ!w)
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