↑のゴーゴーバー画像は本文とはまったく関係ありません。
00年代の「大人のパーティ」に関するお話です。
名古屋の中年夫婦主催のパーティはミカさんカップルがいたおかげで強烈な体験をすることができましたが、彼らがいなければまあビミョーではありました。
この当時はネットが広まったことでホテルで開催するスタイルのパーティが流行っていったように思います。
ホテル開催のスタイルは、マンションなどを借りるよりも初期費用が少ないうえに摘発される危険も少ないので手軽に参入する人が多かったのでしょう。
実際、ネットで募集してどれだけの客が集まるかは微妙なところですが、女性に払うお金や部屋代を極力低く抑えられれば、損益分岐点はかなり低くなると思います。
幸運にもけっこう人が集まっちゃった日には悪くない儲けになりますし。
千万単位で稼ぐのは難しいと思いますが、リピーターなどつかなくても短期集中でやってみる価値はあったのかも知れません。
しかし、そんなパーティに当たってしまった人は不幸なことになりますが。
そのパーティも掲示板で見つけたところでした。
「〇月〇日開催!」と書いてあったのでメールで申し込んで当日の詳細を教えてもらい、指定された日時に都内のホテルへ。
指定されたのは有名なホテルではありますが、修学旅行生なんかも泊まるようなグレードのところです。建物は大きいですが客室はビジネスホテルと大差ないはず。
案内された部屋は普通にツインの客室でした。
部屋のほとんどを2つのベッドが占めていて、隅っこにドレッサー兼デスクがあり、あとは冷蔵庫とTⅤがあるぐらいの普通の部屋。
ベッドを無理やり片方に寄せて何人かが座れるスペースを作っていました。
「いらっしゃい。まだ全員集まっていないんで座って待っていてください。飲み物も用意してあるんで」
出迎えたのはまだ20代と思われる若い男。まあまあイケメンでパッと見ウラ社会の人というふうには見えませんがどうなんだろ。
昔、ジャニーズだったけど不祥事で辞めたやつのようなうさん臭さはあります。
参加費の3万円を男に渡し、カーペットの床に直に座り、置いてあったコーラを紙コップに注ぎます。
先客は2人。40代と思われるおじさんたちです。
揃って不安そうに紙コップの中のジュースをちびちび飲んでいます。
その気持ち、わかります。僕も不安でいっぱいです。
僕の後も次々に男性参加者が到着し、合計6人の30~40代のおじさんたちが車座になってジュースを飲んでいるの図。場所が狭いのでお互いまあまあ密着しちゃっています。
「全員揃ったので女のコたちを呼びますね~。気に入った女のコに自由に声をかけていただいて、プレイは隣の部屋になります。今日の女のコたちは若いですよ♡」
〝辞めジャニ〟の言葉に、車座でもんもんとしていたおじさんたちのテンションがもわもわ~っと一気に上がったようです。
そのせいで部屋の温度もちょっと上がった気がしました。
これまでのパーティのシチュエーションはひどいもんですが、女のコさえ若くて可愛ければみんな文句はないのです。
この時のおじさんたちの脳裏には若くてキレイな女のコ集団のイメージがぐるぐるしていたことでしょう。少なくとも僕はそうでしたw
2~3分後、隣室に女のコを呼びに行った〝辞めジャニ〟が再び部屋に戻って来ます。
「ミクちゃんとアイちゃんでーす! よろしくお願いします~」
明るく盛り上げる〝辞めジャニ〟。
もしかするとこの瞬間がこのパーティMAXの盛り上がりだったかも知れません。
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