市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。
ソイ・カウボーイはスクンビット21(通称アソーク)と23を結ぶ100mに満たない路地で、パッポン通りのように道の両側にゴーゴーバーが並んでいます。
「比較的小規模な店が多く、ナナプラザと比べるとさえない感じは否めない」
と、市野澤先生も書いている通り、90年代のソイカはけっこう廃れていて、そのひなびたムードがたまらん、という好事家が集う場所でした。
もしかしたらベトナム戦争の頃からいるんじゃないかというお姉さんも多数おり、ここは女湯?と見まごうほど、老若男(!)女のダンサーがそろっていました。
ノーマルな人にはなかなか選びづらい状況でした。
流れが変わったのは、やはり00年代中盤に『Baccara』が出来てからでしょう。
しかし、それ以前にも『Long-Gun』で始めたショーが評判となり、連日大盛況になったり、『TiLac』もそれなりに人気があったりで、少しづつ流れが変わりつつあったのが00年ごろだったと思います。…少し適当に言ってますw
また、映画やドラマのロケでゴーゴーバーが登場する場合はなぜかナナでもパッポンでもなくて、ソイカウボーイなので、それで観光客が多いのかも知れません。
『Long Gun』や『Tilac』あたりが老舗でしょうか。
『Toy Bar』『Dandy Bar』『Afterskool』あたりもまだありますね。
00年代半ばぐらいになると『Midnite Bar』や『Suziewong』ほか数店舗がグループ化されるのですが、この時期はまだのようです。
バーガール数
ソイカの大手グループはLongGun系とTilac系の2グループです。
『Tilac』と『Long Gun』が圧倒的に大箱ですけど、ナナプラザで60~70人だと『Hollywood』や『Playskool』クラスです。ちなみに『G-Spot』も70人ですけど。
ナナプラザの場合はそもそもショッピングモールを想定して建てられたようですが、ソイカウボーイの場合はそもそも小さいバーが軒を連ねているような飲み屋街だったのかも知れません。
↓ちなみにGダイに掲載されたこの時期のソイカの地図はこちら
↓現在のソイカの様子はこちらです
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