市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。
関係の長期化と複雑化で収益アップ
前回のパーの場合はお客が旅行者だったとき、在住者だけど学生だったとき、就職してお金持ちになったとき、それぞれのシーンに応じて営業戦略を上手に変えていました。
「そんな賢いゴゴ嬢なんていない!」
僕は思わずそんな感想を書き散らしてしまいましたけど、市野澤先生によればそんなこともないみたいです。
1人の男性客の変化に応じてバーガールが戦略を入れ替えていくということは「頻繁に観察される」と、市野澤先生は指摘しています。
男性客の状況は常に変わるものだから、だそうです。そうなん?
金離れもリピート率も、そのお客がゴゴ嬢をどう思っているかによって変わります。
確かに他にもっと気になるコがいる場合など、それ以外の女性への態度は当然変わってきますね。
ゴゴ嬢はそんな男心も敏感に察知しなければなりません。
商取引戦略の、置き屋みたいに始まったカンケイも、SEX体験がお客にとって素晴らしかったりすれば、それ以外の戦略へとシフトしていく可能性があります。
ゴゴ嬢にとってもっとも理想的なのは多角化戦略へと向かうことです。
商取引戦略から多角化戦略に至る方向性のシフトは、お客の気持ちの変化に合わせているというよりは、より利益を大きくするためでもあります。
多くのゴゴ嬢は月あたりのペイバー件数が2ケタ未満です。そんな彼女らにとってSEXの回数をこなして稼ぐことには限界があります。
そこで彼女たちが何をするかというと、SEX以外の様々な局面で金銭を引き出すのです。すなわち、男性に金をださせる回数を増やすこと、その1回あたりの金額を増やすこと。
そのためにゴゴ嬢はお客との関係の仲良くより親密になることをめざすのです。
例えば、お客がディスコでボトルを入れたり、高級レストランで食事をしたり、アクセサリーを買い与えるのに支払う金額は往々にしてSEXの代金よりも高くなります。
お客の感覚ではタイの物価は安く、また買い物にはカードが使えたりもすることなどから、SEXに対してよりも気前良くなりがちだなんだそうです。
身に覚えありすぎw
また、引っ張っておきたいお客に対してゴゴ嬢は時に〝貸し〟を作ることもあります。
SEXをタダでさせるとか食事代を出すなどして相手の歓心を買おうとすることは短期滞在のお客にもとられる場合もあります。
そうすると、男としては「コイツ俺に惚れてるな」なんて勘違いをして、ついつい次回もペイバーしてしまったり、チップをはずんだりするのです。
たしかにそんなことされたら普通に惚れてるなって思っちゃいそうです。
いや、ホントに惚れてる場合もありますってば。
そのぐらい夢をみさせてください(泣)
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