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チャイナエステの頃 (3)


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前回から年月が経ち2010年頃の話です。僕にとってチャイナエステに通うのがルーティーンのようになっていた時期がありました。

00年頃まで景気が良かった仕事が慢性的な不況になり、00年をピークに僕の年収は右肩下がりに下がっていきました。独り身をいいことに、それまではサイフの中身をあまり気にせずに遊ぶことができたのですが、この頃になると、いろいろ考えて出費をしないとお金がなくなってしまうレベルに落ちてしまいました。

ただでさえ、年に3回はタイで散財しているのでふだんのお小遣いも青天井というわけにはいきません。

そしてその当時は、出会い系は荒れていてダメで、パーティーもクオリティが下がっている時期でダメ。フーゾクからも足が遠のいていて、行きつけの店はありませんでした。

そういう遊びの中ではチャイナエステは格安でした。純粋にマッサージだけなら1時間6千円。ヌキがついたスペシャルで90分1万1千円ぐらいだった気がします。

その頃って、なぜか肩や頸がガチで凝っていたので、マッサージの需要もけっこうあったんです。何ならマッサージだけでもいいぐらいだったので。ガチのマッサージ屋とチャイナエステとをちゃんぽんで週1~2回通っていました。

 

 

その店に入ったのは何がきっかけだったのか、まったく覚えていません。

その店は秋葉原の雑踏から少し離れた路地の中の雑居ビルのワンフロアでした。裏路地とはいっても、居酒屋などがポツポツとある程度に人の行き来はあります。

前回のとき僕は新宿の近くに住んでいましたが、その当時は秋葉原~神田エリアに住んでおり、けっこういろんな店に飛び込みで行っては大失敗をしていました。

ちょっとひなびた怪しい雰囲気の店に飛び込んだら、その店に昭和の頃から住み込んでいそうな老婆が二人出て来た枕カバーが強烈に臭いエステや、OLの制服調のセクシーなコスの看板につられて入ったらガリガリでチビのセラピが出て来て90分で1万8千円(内容はごくごく普通のオイルマッサージ)もとられた日本人エステなど、なかなか濃い体験の数々。このあたりってそんな店が多いんでしょうか。

まあ、そんな感じだったのでその店も勢いで飛び込んだのだと思います。

 

ドアを開けると出て来たのは30代半ばぐらいの艶っぽい中国人ママでした。チャイナドレス姿でなかなかのプロポーション。いかにもジジイを転がしてこの店を開いた臭がプンプンします。

「60プン、マッサージだけ。おすすすめは90プンVIPよ」

チャイナって昔も今もこのフレーズですよね。一押しはヌキのあるコースです。

しかし、この頃の僕は店の思惑どおりに抜かれることを良しとしない頑さがありました。青いですね、40歳ぐらいだったはずですがw

「とりあえす60分でいいや」

一瞬、「ちッ」という表情が出かけたママでしたが、コンマ1秒ほどで営業スマイルに戻ります。「じゃあ6千エンねー」

30㎡ぐらいのフロアを軽そうなパーテーションで細かく区切っただけの個室の一つに案内されて、部屋の8割の面積を占めているせんべい布団のようなマットレスに鎮座して待っていると数分で女のコがやってきました。

「こんにちはー」

そこに立っていたのは、赤系のチェック柄のスカートに白いブラウス、スカートと同じ柄のネクタイというどこかで見たようなコスチュームの女のコでした。

(AKBかよ!)

それが僕とリーの初めての出会いでした。

(つづく)