↑『総集編』は見られませんが前作はみられます。
お待たせいたしました、お待たせしすぎたのかも知れません。
いや、完全に待たせすぎだと思います。
先日まで2週間にわたってOAされた『半沢直樹』前作の総集編。
来週からはようやく本編がスタートします。
放送中止期間に、前作フルでオンエアすればいいのに。
たぶんロケ中断前から編集しちゃってたんでしょうね。
レビューを覗くと、そもそも本編用の掲示板のせいか、
総集編の感想はほとんどなく、アンチや後ろ向きなコメントがほとんどを占めていまし
た。OA前ということもあって、マイナスのエネルギーのほうが書き込みパワーが強いん
ですね。
その中で目立ったのが「続編が遅い」というコメントでした。
前作のOAは7年前。放送終了当時は続編を望む声も多かったんですが、
みなさん、気持ちが切れちゃったんですね。
続編は主演の堺雅人さんが、自身のイメージが固定されるのを恐れて
(結局、いろんな役を演じても同じイメージな気もしますw)、
TBSからのオファーを断り続けたという話があります。
堺さんから袖にされ続けたTBSが何をしたのかというと、
『下町ロケット』『陸王』『ノーサイドゲーム』等々、池井戸作品を量産し続けまし
た。そのことが〝アンチ池井戸〟という層を生み出してもいるみたいです。
レビューにはそういう人たちからのコメントも散見されました。
クレーマーなど何かとが土下座を他人に強要するようになったのは、
この作品の害だと指摘する声も複数ありました。
でも、それって作品の罪なんでしょうか?
殺人を描いた作品は真似する人が出るから作るべきではない、というのと同じでは?
来週から放映される第2作には、今ひとつ不安な部分があるのは、
前作が平均視聴率42.2%というアホみたいな数字を出したのにも関わらず、
総集編は13%だったというのです(前編のみの世帯平均)。
https://www.cyzowoman.com/2020/07/post_292729_1.html
これは悪くはない数字です。
しかし、かつてそれだけの数字を取った作品にしては寂しい感じもします。
月9の「鍵のかかった部屋」はOA当時並みの15%程度を取っていますから。
しかし、あらためて観てみると、やっぱり面白いです。
悪役が濃い。机パンパンの小木曽、実はバイだった?黒崎主任検査官、顔芸ナンバーワ
ンの大和田専務etc……観ていていちいち飽きません。
この作品でブレイクした滝藤賢一も、最近ではあまりみられない役柄でめちゃ新鮮。
僕は彼にインタビューしたことがありますが、素はクールで、近藤役がいかに名演技な
のかが分かります。
演技うんぬんはややオーバー気味な感もありますが、テンポが良いせいか、
まったく飽きさせません。
やはりこの10年では3本の指に入る作品だと思います。
来週からのOAが楽しみです。
でも、なんかダメそうな気もする……。