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シャーデーのはなし at 1st night (7)


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『XXX Lounge』(twitterより)

 

 

しかし困りました。

D君は僕のカバンの在りかについてまったく心当たりがないようでした。

どうやら僕のカバンを持ち去った犯人がO君である確率はかなり高いようです。

想像するに、彼は僕がトイレで席を立っていたことを知らなかったのではないか。そこへD君が女のコを連れて店を出てしまい、気がつくと自分と相手の女のコだけ。

このときはシャーデーも帰り支度をするために席を立っていたはずです。

僕に置いて行かれたと誤解して、泡を食ったうっかり者&小心者のO君は、僕のカバンを手に猛ダッシュで店を後にしたに違いありません。

なぜ僕のカバンがそこにあるのかを深く考えることもなく。

 

なぜ、彼がそんなに焦っていたのか?

股間の先汁の具合もさることながら、 彼は僕がお金を貸さないと相手のコにあげるお金もないはずなのです。ばかちんの彼は後先考えずに前夜訪れたゴーゴーで出会った娘に全額ツッコんでしまったようなのです。

いや、上手いこと言われてかっさらわれたらしい。なんせロングで5000持っていかれたうえに夜中の2時ぐらいに帰られてしまったそうなので。

そもそも初バンコクでこんなに毎晩夜遊び三昧だと思っていなかった彼はお小遣いをさほど持ってきていなかったようなのです。

あげくに今日は所持金3千バーツしかないD君から、千バーツ借りようとしていました。だから僕が貸してやる約束をしていたのです。

後輩を連れて歩いているので、今回に限っては僕もいちおう手持ちは多めに持ち歩くようにしていましたから。

 

しかし。今、僕が直面している一番の問題は。

ポケットに250バーツ。それが全財産だということです。

 

ホテルに帰って、もしO君がいなかったら…。

O君に会えたとしても、彼が僕のカバンを持っていなかったら…。

実は、カバンはゴーゴーバーで盗難に遭っていたのだとしたら…。

いくつもの不安が脳裏を交錯しますが、ここにいても仕方ありません。

 

われわれ3人よりもいち早く女のコを連れて出たB君がホテルにいれば、お金を借りられるかもしれない。

車の走る通りまで来ましたが、すでにメーターで走っているタクシーは皆無でした。

メーターならホテルまで100バーツもかからないのですが、みんな200要求してきます。

 

時計を見ると、すでに1時を回っていました。

4時すぎには空港に行かないとならない。

200バーツで1台のタクシーを捕まえて、シャーデーと乗り込みます。

残りの所持金は50バーツです。

なんで年明け早々、こんな目に(涙)

 

 

 

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