朝:スクランブルエッグ、ソーセージ、トースト、果物@ゲストハウス『Baan Pronpatep』のカフェ
昼:センヤーイ・ナーム・ガイ(鶏肉入り汁そば)
夜:屋台のハンバーガーとかコンビニのサンドイッチとか
一昨日に初めてプーケットに来ました。
実は数年前にサムイに行って以来、ビーチリゾートは避けてたんです。
サムイに行ったときはうかつにも海がきれいで静かなビーチに滞在してしまい。
まあ、外に飲みに出られない夜の長いこと長いこと。
昼間も観光せずにビーチでごろごろしていたもので、なおさら。
パタヤなら夜遊びするとこもたくさんあるんでしょうが、海が江ノ島みたいじゃぁ萌えません。
しかし、最近になって「プーケットだったら一人で行っても楽しいんじゃない?」との複数の助言が。
助言してくれた人たちは昨年暮れの津波以降は誰一人として行ってないのが気にはかかるんだけど。
たしか〝パトンビーチ〟って一番テレビに登場していたような。
で、プーケットの夜です。
「やっぱりツナミ以来、お客さんがさっぱり」
パトンビーチで一番繁華な「バーンラー通り」のミニバーの女のコは客足がピーク時の30%だとさえ言います。
ナナやパッポンと比べると、悲しくなるぐらい閑散としたゴーゴーの女のコも、
「ツナミの前はいつもお店がお客さんでいっぱいだったのよ」とのこと。
ステージでは女のコがたったの4人、やる気なさそうに踊っていました。客が入らないんで、辞めちゃったコも多いらしい。
以前を知らない僕にとっては、なかなか賑々しく心躍る通りに見えたんだけど。
しかし、やはりよく見るとあちこち工事中のテナントやビルが目につきます。
まだまだ元どおりというわけにはいかないようです。
「ハーイ、アナタ!ドコイク?」
8時を少し回ったころ、まだ開けてない店も多い閑散としたミニバー街を探索していると、
盛り場ではお決まりのフレーズで呼び止められました。
いつもだいたい無視するんですが、声のしたほうを見ると細面のリスのような女のコが一軒のミニバーから手を振っています。
一重で切れ長の眼はタイ人ぽくないんだけど、ちょっと相武紗季似かも^^
すすめられるがままにカウンターへ。従業員全員サイコロに興じていて、全然やる気がないんですが。
周囲数軒を見渡しても客の姿はなく、今の時間はどうやらまだ〝口開け前〟といったところのようです。
しばらく彼女の横で彼女がサイコロとばくしているのを眺めたり、ゲームをしながら飲んでいました。
が、やがて彼女が「ペイバーしてくれたらこのへんを案内するけど、どこか遊びに行かない?」と言います。
むろん断ろうはずがないです。ママさんに300バーツぐらい連れ出し料を払ってバーを後にしました。
いやあ、幸先いいぞ。とりあえず飲んだりビリヤードしたり…カラオケとかってあるのかなあ…。
とか何とか考えつつ歩いているうちにたどり着いたのは…僕のホテル?
「バンコクではショートとロングの相場はどれぐらいなの?」
「えっ、…ショートで1600、ロングだと3000ぐらいかな……」(←素直に返してしまう僕もいかがなものか)
「プーケットはバンコクとはエヴリシングディファレントなの。物価も高いのよ」
たしかに観光業で稼いでるプーケットは、タイの中でも豊かな県だと聞いたことはありますが、
これまでの感触だとバンコクと同じか、むしろちょっと安いぐらいの。
「だから、ショートは2500バーツよ」(キッパリ)
すっかり営業モードだ。さっきまで、あれほど可憐だった彼女の顔がまるで般若のように見えてきます。
「でも2500は高価だし、何より僕はSEXしたくないし」
本当はやぶさかではありませんが(笑)
「一緒に飲みに行こうよ。チップもいくらかあげられるし」しかし妥協案は一蹴。
「弟がバイクの事故でお金が必要なの……」
……はい、絶対ウソです。
手早く稼いでとっとと家かみんながバクチをしているところに帰りたいんでしょう。
いくらかチップを握らせ(ちょっと弱気)、お引取り願いました。
次の夜、そしてまた次の夜もバーンラーのミニバーやゴーゴーにて。
初日のバーのコと顔を合わせたくなくて、ゴーゴーは3軒ほどしか制覇できず。
先にも書いたとおり、ゴーゴーバーはかなりお寒い感じなのですが〝場末感〟みたいなものとは少し違います。
また、客も女のコが少ないのも、うまく馴染めば楽しかったりして。
一軒のゴーゴーで知り合ったとある女のコ。26歳バツイチ、長身でスタイルがかなりいいです。
話しててもカワイイんですわ、これが。
最初の晩は「踊るのが嫌だからペイバーして」と言われたのでペイバーだけしたものの、外には連れ出しませんでした。
さて、次の夜はプーケット最後の夜です。
店に行くと彼女はステージの上から微笑みます。
その日もとりあえずペイバー。そのまま二人で飲みますが、内心では連れ出す気満々。
「明日バンコクに行っちゃうのね…」寂しげに呟く彼女。
「良かったら一緒に行く?」僕は軽い冗談で言ったつもりでした。
が、その瞬間彼女の眼の奥底に妖しい光りが。
「ホント?明日のあなたの便は何時?じゃあ私はその次の便で行くからバンコクに着いたら電話するね。でも、飛行機代はお願い。お父さんが病気でウチにはお金がないの……」
小心者の僕には飛行機代を出してあげる勇気がありませんでした……(涙)
片道で7000円ぐらいなんですけど。
いや、金額の問題じゃない。
何となく、自分の小ささを再確認したということにも萎えてしまい。
その後は彼女に勧められるがままにショットグラスに入ったピンクのカクテルをがんがん行き。
けっこうな飲み代になって、所持金がなくなったため結局その夜も連れ出しはならず。
ちなみに財布の中に最後に残った高額紙幣は彼女にチップで持って行かれましたとさorz
プーケット、また行きますから(本当)
これ以来行ってませんw
ちなみにこの年は津波があった翌年だったんですね。
とりあえず海はキレイだったのは覚えています。