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『タイ買春読本』研究(その5)タニヤ編


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『タイ買春読本』研究。3回にわたって〝ゴーゴー・バー編〟を紹介してきましたが、本日から第二章です。

『タニヤ(ソイジープン)編』。〝ソイ・ジープン〟ってのもあまり耳慣れない呼称ですが、昔はわりとそういう言い方を聞いたような気もします。

 

うっすらとした記憶だけでいろいろ語ってしまうのは非常に恐縮なんですが、

僕がタイに出入りし始めた頃は、ゴーゴーで遊ぶ人、MPが好きな人、クラブ(KTVなんて言い方はなかったと思います)好きな人と、テリトリーがわりと分かれていたような印象があります。

 

ゴーゴーにばかり閉じこもっていた僕は、タニヤで遊んだ経験は数回しかありません。

そんな門外漢の僕からしてみると、

タニヤという場所は決して敷居は高くないけど、

ゴーゴーよりも女のコのクオリティ等々が洗練されているイメージがあります。

実際、悪い思い出はないです。

機会があれば入り浸りたいけど僕はゴーゴー巡りのほうが忙しいのでw

そんな記憶も思い出しつつ、読み進めてみましょう。

 

本章は二つのパートに分かれています。そのうち、

「『抱いて』から始まった、愛の物語

真心と出会う日本人街・タニヤ」

のほうを取り上げます。ちょっと気恥しくなるタイトルですがw

ちなみに『抱いて』はカラオケ曲by松田聖子です。

 

この章の筆者は他の取材陣よりも一人遅れてタイにやって来ます。

取材チームの中で英語が全然できない筆者に与えられたミッションがタニヤ取材でした。

日本人相手の店なので、まったく不自由はないはずです。

 

他の章と同様にタニヤという場所のガイドというよりは、〝タニヤの店での遊び方〟を追体験するルポ内容になっています。

 

「スリウォン通りを左に曲がると、なにやら薄暗い通りに出た。

狭い道に何台もの車が駐車している。ネオンの数も少ないこの道がタニヤ通だった、タクシーを下りて周囲を見回すと、日本語で書かれた看板が並んでいる。タイ名物の露店も出てないし、人通りも僅かだ。

 どこの店に入ったらいいか分からないので、とりあえず通りを散策してみることにした。

『響』『ニュー・チェリーブロッサム』『かもめ』『さくらんぼ』などの看板の中には『あたらしい』などという訳のわからないものもあった」

 

やがて筆者は『K』という名前のクラブが気に入って入ってみることにします。この店名は伏せられているのですが、その理由が脚注には次のように書かれています。

 

「タニヤに関するテレビのドキュメンタリーや女流作家のレポートなどで、最近はタニヤの実態が歪められて報道されている。『K』は良心的な店なのだが、そういった時節柄なので店名はイニシャルにした」

 

とあるのです。〝そういった時節柄〟がどういった時節柄だったのか、今ひとつピンときません。

(〝女流作家のレポート〟に関してはそれと思しき資料を入手しているところなので、機会があれば触れたいと思います)

 

 

『K』に入った筆者はまず女の子を指名させられます。

 

「開かれたドアのすぐ近くにコの字型のソファが見え、そこに薄手のドレスを着たタイ人ホステスが10名ほど座っていた。(略)

やがてチーママらしき女性が来て、あそこにいる女の子たちの中から隣の席に座る娘を選べという(略)。彼女たちは全員が私に方を向いていた。愛想笑いをしたり、ウインク、あるいは「ハーイ」と手を振る、などの誘いはなく、ひたすら私の目を見つめてくるだけだ。」

 

これが僕はとても苦手なんです。

第一印象で会ってすぐに決めるって無理じゃないすか? いや無理だわ。

だから僕はカラオケっていまいち好きになれません。

場内指名とか出来ればいいのに。まあ、僕のことはおいておいてw

 

しかし筆者はいいコを指名できたようです。

ノイちゃんという大人しそうなコとカラオケを楽しんだ筆者は彼女のことを気に入り、ホテルへお持ち帰りします。

『K』はお持ち帰りOKのコとNGのコが混在する店だったようですが、幸いノイちゃんはお持ち帰りOKでした。しかしながら、ホテルのシャワーカーテンの使い方が分からずに床をびしゃびしゃにしてしまったり、ロングの相場である2000B(安っ)を渡すと意外そうなリアクションをしたりと、スレた感じのないコでした。

 

そんな彼女をいたく気に入った筆者はゴーゴーの帰りにもホテルに彼女を呼び出したり、

昼間、レストランやワットプラケオでデートするなど、恋人同士のような時間を過ごします。

別れ際にはプレゼントをお手紙つきでくれるという熱の入りようです。

筆者もそれに応え、帰国後、タイ語を勉強して返事のお手紙を書くのでした。

ええ話や。

 

「汚れちまった悲しみに」という言葉が脳裏に浮かびましたwww

いや、僕もこういう時代はあったんですよ、たぶん。

この筆者のケースは筆者がいい人だから女の子もいい子なんだろうと思います。

こっちがスレているから相手もスレていくんだろうな、きっと。

甘い顔をしていると骨までしゃぶられちゃうことがあるのも事実なんだけど。

 

おまけに最近の地図もつけておきます。

例によってこのあたりは僕はあまり土地勘がないのでノーコメントです。

相当変わっている印象ですけど、どうでしょうか。

同じ店名がほとんどないような。

詳しい人がいれば、お話を聞いてみたいですね。

 

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『G-DIARY』'16年10月号〝タニヤ最強マップ〟より