本日のテーマは『コーヒーショップ』です。
どんどんマニアックな方向へ話が進んでおります。
しかもコーヒーショップといえば、やはり『テーメー』ですが、
なんと!本書では『テーメー』のテの字も出てきません。
個人的にはすでについていけなくなってきておりますw
本書で紹介されているコーヒーショップは3か所です。
『REX HOTEL』
『GRACE HOTEL』
『SIAM HOTEL』
脚注にてそれぞれのホテルの情報が記されています。
例えば『REX HOTEL』については次のような感じです。
「宿泊料金=1200バーツ~。コーヒー・ショップは1Fにあり、24時間営業。フリーの女の子が集まり始めるのが午後7時。午前2時頃にはマッサージ・パーラーやタニヤから客のつかなかった女の子もやって来て、ピークとなる。「サイアム」に比べると大人っぽい娘が多く、英語、片言日本語も通じやすい。(略)
謝礼の目安はショート500~800バーツ。オール・ナイト800~2000バーツ。
タイ料理メニューも充実しているから、夜食がてらに探訪したい。客筋は多いほうから欧米人、アジア人、アラブ人旅行者で地元の青年も目立つ。」
と、いつにもまして解説が親切です。
というのも、この章で詳しく取材しているのは『SIAM HOTEL』だけだからです。
店内の様子は次のように描写されていました。
「我々はこれらの有名ショップを簡単に切りあげ、タイ人の客ばかりが来るという「サイアム・ホテル」を目指した。『レックス』や『グレース』よりも、若くて可愛い娘が集まるというし、地元の客を相手にしているので、料金も安いと聞いたからだ。」
「わずかな照明しかない駐車場では女の子は1人で、あるいは数人でかたまって立っている。そこをタイ人の若い男たちが口説いているのである」
その場に〝自由市場〟の雰囲気を嗅ぎ取った取材陣は興奮を抑えられない状態になりながら、コーヒー・ショップの内部へ踏み込んでいくのだった。
「予想通り、駐車場はほんの序の口だった。店の前には中に入りきれない女の子たちが30人近くも溢れ返っていた。路上で立ち話している子、壁に寄りかかって雑談している子、黄色い声を上げてはしゃぎまわっている子などなど、女子高校の構内に紛れ込んでしまったような風景だ。
しかし、女の子たちは、どんなに話に夢中になっていようと、店に入ろうとする男たちをしっかり値踏みしている。」
当時はかなり盛況だったようです。店内はさらにすごいことになっているようです。
「いざ店内に足を踏み入れると、さらに度肝を抜かれた。女の子だけで、軽く100人はいるだろうか。週末の居酒屋のような混雑ぶりで、熱気がもの凄い。椅子に座りきれない少女や、それを取り巻く男たちが通路でひしめき合っている。」
テーメーカフェのような情景を思い浮かべればよい感じでしょうか。
カフェの描写を読み進めるにつれ、どんどん脳内がテーメーの画になります。
「たいがいの女の子は数人のグループを作り、1つのテーブルを囲んでおしゃべりをしている。こじんまりした男たちのグループは、周囲を見回して好みの娘を見つけるのに忙しい。中には2人組であちこちのグループへ手当たり次第に声をかけている男もいた」
サイアム・コーヒーショップへ行った経験がないので、内部の様子の描写を多めに抜粋してみました。イメージとしては〝テーメーみたいな感じ〟で間違っていなさそうです。
本書で書かれているくらい盛況なんだったら、一度くらいは行ってみたかった気もします。
しかし、、90年代の僕のタイ友達(日本人)でサイアムホテルが好きでよく行っていた人がいたんですけど。
その人いわく、「テーメーほど女の子の数も多くないし、クオリティも高くない」ということだったんで、僕はわざわざ行くこともなかったんだと思います。
ゴーゴーで忙しいですしねw
テーメーはソイカとナナの間なのでちょいちょい覗きます。
でも、お持ち帰りしたことは1~2回しかないです。
勝手なイメージですけど、スレているコが多いように思ってます。
昼間は別の仕事をしているような素人っぽいコがいっぱいいるんだったら、もっと一生懸命通いますけど。
本編ではカフェに潜入した3人連れの記者がチェンライ出身の女の子たちと知り合ってホテルに連れ帰るだけの内容です。他の章とくれべるとドラマもないので割愛します。
この『SIAM HOTEL』は06年頃になくなって、現在跡地にはまったく新しい高級ホテルが建っているようです。
ネットで調べたところでは『REX HOTEL』も14年ごろに廃業した模様。
『GRACE HOTEL』はまだあるような気がしますが、昔からでぶ専御用達ってことで有名なので、近寄ったこともありませんw