『タイ買春読本』研究です。どんどんマイナーなテーマになってきておりますw
本日とりあげる章は『ノーハンドレストラン』。
どんなところかご存じでしょうか。耳慣れないという方がほとんどだと思います。
『ノーハンドで楽しませる人妻』というデリヘルチェーンがありますが、たぶん名前の由来は似たようなコンセプトにあるんだと思います。
いわく「手がなくても楽しめる」。
つまり、自身は一切手を使うことなく、すべてお任せってことです。
何とまあ、趣味の悪いwww
いかにも中国人の金持ちが思いつきそうなアイディアです。
〝達磨人間伝説〟とか、〝便所で豚になった西太后のライバル〟とかに通じる趣味の悪さが窺えます(偏見)。
本書以外のノーハンドレストランに関する記述を見ると、従業員の女の子たちがまるっと北部の山岳民族だったり、さらには中国籍の少数民族だったりというような〝人身売買臭〟も濃厚に漂っています。
まあ、それはさておき。
風俗としては古典的な部類のものに入るようで、昔は何か所かあったような記述もネット上には見られます。
『地球の歩き方』に載っていたとかいなかったとかいう話もあり、一時期は観光ツアーに組み込まれるような名所でもあったようです。
本編ではフォルチュナホテルにたむろするバンコク在留邦人のプレイボーイ氏が取材記者にお店を紹介するという流れになっています。
「『ギャラクシー』はナイト・クラブ、マッサージ・パーラー、コーヒー・ショップ、パブ、ノーハンド・レストラン、そしてカラオケ・ルームまで備えた男のための一大エンタテインメント・センターである。
目指すノーハンド・レストランは、大きなネオン・サインを掲げたビルではなく、その裏手の薄暗いビルにあった。
入口は1階で、中国風の照明の下に潮州料理のメニュー台が飾ってある。その脇に赤いチャイナ・ドレスの美女2人がたたずんでいて、客の1人1人を丁重な合掌で迎える。」
案内係の女性に個室へ案内され、高級そうな中国茶をすすりながら世話係の老爺と老婆にメニューの解説を聞きつつ料理の注文を決めます。次に下足番の少年たちに靴を履かせてもらい、上の階へ女性を選ぶために移動するのです。なんだかいちいち大げさです。
そして、例によって大げさな〝顔見せ〟のセレモニーがあって女性を選びます。もちろん女性は20人以上の美女の中からよりどりGREEN(失礼)です。
「パッポンやソイ・カウボーイは欧米人の好みに合わせて、肌の浅黒い野性的な顔立ちのダンサーが多いのだが、ここは日本人や中国人の好みに合わせているのだろう。小柄で色白で、いわゆる美人顔の女の子がほとんど。それも色っぽいパンティとブラが透けて見えるレースのネグリジェ姿あり、赤やブルーのチャイナ・ドレス姿あり」
女の子を指名したら、個室に戻って食事が始まります。
箸を器用に使って料理を取り分け、口元まで運んでくれる、老酒の盃も口元までさし添えてくれる──。そのサービスはまさに〝ノーハンド〟なのだ。
そして空いた両手は他の用途で忙しくなるのです。
「ほとんど下着姿に近い美女が横に密着していて、密室とくれば、どうしても私の右手はスージーちゃんのムッチリとした太ももやピンと張ったおっぱいへと、忍び寄っていく。」
攻守入れ替わるパターンもあるようです。
「テーブルの下のスージーちゃんの左手が私のズボンのチャックをそっと引き下げ、我が愚息をつまみ出してヤワヤワと愛撫し始めたではないか。
(略)なのに、スージーちゃん、取り澄ました横顔を見せて日本のアニメ・マンガの話しなぞしながら、左手の方はヤワヤワ、シュルンシュルンと、すでに直立不動となった愚息の頭と戯れているのだ。」
なかなかエロいです。ちなみに女の子との交渉は本人次第で、ロング2000バーツという相場が記載されています。ホテルへお持ち帰り以外にレストラン内の別の部屋でいたすことも可能なようです。
ちなみにこのときの料金は料理、酒代、女の子へのサービス料込みで2名1800バーツだったと記されていました。当時のお値段なんで何とも言えませんが、まあお値打ちなんじゃあないでしょうか。
この『ギャラクシー』は10年ごろまではネット上にトピックが記載されているのですが、現在どうなっているのかはわかりません。
比較的近年では『スラット』という店に関する記事が複数確認できますが、2年ほど前の記事ですでに潰れそうな雰囲気なので、こちらも現在はどうなっているやら。
風俗マイスター タズヤンのバンコクローカル風俗の旅!第2回「早く行かへんと、閉まってまうで~!」 | タイ・バンコクの大人の風俗プレイガイド「How?」
また、パタヤの『カブキ』という店に関する記事が1年前ぐらいに確認できます。
【パタヤ・食事処?】セクシーレストランカブキの今 | あの店あの場所の今
僕は20年ほど前にホーチミンで行ったことがあります。
まあ、フツーに楽しいです。
思ったほど悪趣味でもないです。
話のタネに一度体験してみるのもいいかも知れません。