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追悼・竹内結子 その〝恋多き時代〟の記憶


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ストロベリーナイト』DVDより

 

 

いったい何なんでしょうねえ、この自殺の連鎖は。

竹内結子さんの突然すぎる訃報にただ驚くばかりです。

 

女優の竹内結子(たけうち・ゆうこ)さんが27日午前2時ごろ、東京都渋谷区の自宅マンションで意識不明の状態になっているのを夫の俳優中林大樹(35)が発見、119番通報した。竹内さんは搬送先の病院で死亡が確認された。40歳。警視庁は状況から自殺とみているが、遺書は見つかっていない。竹内さんは昨年2月に再婚、今年1月には第2子となる男児を出産。幸せな家庭を新たに築いたと思われていただけに、あまりに突然の悲報だった。(東京中日スポーツ

 

前夜も家族4人で食卓を囲んでいたといいます。今年1月に第2子を出産したばかりで子育てのため、仕事をセーブしていましたが、悩んでいるそぶりはなかったと所属事務所はコメントしています。

気さくで人当たりが良いという評判で、彼女に関する悪い噂はほとんど無いといってもいいでしょう。SNSでの誹謗中傷などもなかったようです。

〝自殺〟ということから、もっとも縁がなさそうな人柄だったように思います。

今後、原因なども報道されることもあるかとは思いますが、僕的には今のところ関係なさそうなので、個人的な思い出ばなしなど。

 

 

僕は竹内さんを朝ドラ時代はみたことがなかったのですが、『いま、会いにゆきます』で好きになりました。中でも『ストロベリーナイト』は大好きでした。映画は今ひとつだったけどw

そんな竹内さんと仕事で絡んだことは過去3回ありました。

その経験を通した僕の彼女に対するイメージは〝恋多き〟〝情熱的〟〝情の深い〟女性、といったものです。

まとめサイトなどを検索すると、竹内さんの熱愛の相手として10人近くの男性の名前が挙がりますが、そのほとんどは根も葉もない噂です。

99年のブレイク当時から、05年に中村獅童と結婚するまでの間で僕が把握しているお相手は3人です。

一人目は、朝ドラ出演が決まった当時、同棲していたといわれる安藤政信。ただしこのときは取材に失敗しており、本当かどうか確認は出来ていません。

二人目は、01年、朝ドラの相手役だった藤木直人のマネージャーだったA氏。竹内よりも18歳年上だったA氏は既婚者でしたが、離婚したばかりでした。A氏は竹内の部屋から仕事に出かけ、仕事を終えると竹内の部屋に帰宅する日々。昼間には近所のスーパーで竹内がかいがいしく夕飯の買い物をする姿も目撃しており、まるで新婚夫婦のような初々しい生活ぶりでした。

そしていくつものドラマや映画の主演をこなして、正統派女優としての地位を確立しつつあった03年、3件めの熱愛スキャンダルが報じられました。そのお相手は上川隆也。01年のドラマ『白い影』で共演して仲良くなったといわれています。ある日、いそいそと食料品らしき袋を3つも提げて自宅マンションに帰宅した竹内。一人暮らしにしては量が多いなと思って見ていると、しばらくして上川隆也が愛車のBMWで訪れたのでした。BMWはリモコンでマンションのガレージのシャッターを開け、中へ。再び姿を現わしたのは翌朝のことでした。

ちなみに余談ですが、この当時の竹内さんのマンション、以前、元TOKIOの山口クンも住んでいたそうです。彼が元奥さんと撮られたのはこのマンションです。ホントに余談ですねw

 

そんな〝恋多き〟竹内でしたが05年にはついに中村獅童と電撃婚。妊娠中であることも発表し、同年に第1子を出産しました。

残念ながら08年に離婚してしまいますが、原因は中村獅童と女優との不倫スキャンダルでした。中村家としては跡取りとして長男を欲しがったようですが、竹内さんはキッパリと断ったそうです。〝男前〟ですね。

このころから、それまでどちらかというと男性に尽くすタイプだった彼女は、シングルマザーとして変わっていった印象があります。

 

その後も竹内さんはシングルマザーとして子育てをしつつ、仕事の上でも着々とキャリアを築いていきます。

11年ごろ、『ジェネラルルージュの凱旋』『ゴールデンスランバー』で共演した堺雅人との熱愛の噂が流れます。竹内の親に堺が会ったという話もあって、何日か張り込んだのですが、結果はからぶり。確証は得られませんでした。ただ、息子と一緒に買い物に出かけたり、スタッフらしき女性とランチをしたりするなどの彼女の日常の姿は多少目の当たりにすることができました。

印象的だったのは、スタッフらしき女性と2人で六本木のタイ料理屋へランチにいったときのことです。昼時でサラリーマンで混雑する店内に、マスクや帽子で顔を隠すこともなく、堂々と溶け込んでいた彼女の姿が印象的でした。

今回の訃報に接していろんな人が追悼コメントを出していますが、評判通り気さくで明るい人だったんだなあと感慨深く思っております。

40歳、まだまだこれから、という時に残念でなりません。

激しくも華やかに駆け抜けた彼女の人生に合掌──。