↑のゴーゴーバー画像は本文とはまったく関係ありません。
00年代の「大人のパーティ」に関するお話です。
「特別パーティ」の会場は横浜にあるホテルのスイートルームでした。
部屋に通されるとテーブルを囲むように置かれたソファにすでに5人の女性が座っておりました。全員すでにがランジェリーやベビードールなどセクシーな部屋着姿です。
(うわ、こりゃすげー)
一気にテンションが上がります。
まあ正確には女性たちの間や足元の床などに4人の男もいたんですけどね。
とりあえず視界には入れないことにしておきます。
男性が4人いるということは、どうやら僕が最後だったようです。
女性の中で一際目立っていたのはマギーをショートカットにしたような白人っぽい外見の女性でした。ハーフでしょうか。
長身でめっちゃスタイルの良い肢体を黒いランジェリーで包み、上からシャツを羽織っています。ガーターベルトの黒と白い肌のコントラストがたまらんです。
その横に座っているのがギャル風の小柄な茶髪女性。このコもなかなかカワイイ。
あとはやや豊満ボディのアダルト系女性、この人もランジェリー姿です。そしてベビド姿のちょっと蛇っぽい顔をしたスレンダー系、ロングTシャツを着たぱるる風(あくまで〝風〟です)というのが女性陣の顔ぶれでした。
1人だけ突き抜けたレベルの人がいますが、平均点ではハンドパワーのパーティとそんなに変わらない感じでしょうか。
あそこは男女比が2:1だったから、参加費が高い分女性が増えたという印象です。
アンザイさんのとこには圧勝ですけどw
男性陣もみんなおじさんではあるのですが、なんかちょとギラついた感じがします。
色黒のなんちゃってAⅤ男優男や、ちょいワルっぽい50代男性、ラッパーみたいな巨体ヒゲ男など、なんだかむんむんします。
「でさあ、この間あそこの店に行ったらさあ……」
「えーっ、マジ~?それヤバいじゃん……」
ギラついたおっさんたちとマギーやギャル風、豊満ボディは顔見知りのようで、すっかり内輪の話に花が咲いています。
僕の隣の色白小太り男だけが、だまりこくっておどおどと皆の様子をうかがう感じだったので(はたから見れば僕もそんな感じでしょう)初参加だと思われます。
女子は蛇女ちゃんとぱるる風が黙って陽キャたちの話を聞いていました。
とくに開会宣言などもなく、スタッフも会話の輪の中にいつの間にか溶け込んで勝手に盛り上がっております。
すっかり置いていかれた感じの僕たちですが、やはりここはニコニコして彼らの話に耳を傾けている感じがオトナってもんでしょう。
「あ、お酒とかあるんでどんどん飲んじゃってくださいね~」
いちおう僕ら陰キャ組にも形だけは気をつかうスタッフの若い男。
言われんでも飲んでます。他にやることもないんで。
ボーッとしているのも芸がないので、隣のソファで黙りこくっている蛇女ちゃんに話しかけてみます。
「ここ、よく来るんですか?」
「はい……ときどき……」
うつむいたまま消え入りそうな声で話す蛇女ちゃん。
このコはコミュ障なんでしょうか。
他に何を聞いても「はぃ…」とか「えぇ…」とか、話がはずむ気配がありません。
もしかして僕、嫌われてしまったんでしょうか?
「そのコ、ドMだからエロいこと聞いてあげたほうがいいですよ」
と、ちょいワル風おじさんが向こうのほうからアドバイスしてくれました。
なんだ、いい人じゃん。
そうと聞いたらちょっと頑張っちゃうしかないです。
↓ぽちっとお願いします