少し前に、デリヘルのキャストのお姉さんに話を聞く機会がありまして。
テーマは今月1日に起きた立川のデリヘルスタッフ殺傷事件についてどう思うか、という内容だったのですが、話を聞いて印象的だったのが「カネさえ払えば何をしてもいいという客が多過ぎる」ということでした。
また、事件に関する書き込みを見ていると、「ハイリスク、ハイリターンの仕事だから当たり前」「嫌なら昼間の仕事をすればいい」という意見が目につきました。多くの人の心の中に「風俗の人なら何をしてもいいと思った」と供述しているという容疑者少年と大差ない見方があるような気がします。
デリのキャストが受ける被害で一番多いのは、本番を強要する客があとを絶たないということだそうです。無理やりやられてしまうことも珍しくないとか。それって強姦ですよね。あるキャストの証言では一日に5人ついたら5人全員から本番強要された、なんてこともあったそうです。
話を聞きながら、他人事に思えず嫌な汗をかいてしまいました。
メンエス好きとして日々HR(ラッキーなエクストラステージ)を目指している僕も、つまりはそういう客だってことですよね。
お姉さんたちがそういう客について語るときの、何というか語り口がもう虫とかゴミクズとかに対してのそれだったので、ちょっと針のムシロに座っている気分になりました。まあ、強姦された相手にそういうふうになるのは当然なんですが。
ちなみにvenus.job.comの記事によると「本番しようよ」と言うこと自体、本番強要なんだそうです。強姦なんて論外です。
僕の場合、ちょっとでも断られれば大人しく引き下がります。「本番しようよ」と言葉には出しません。でも、やっぱりそれも本番強要に当たると言われればそうなのかも知れません。
ルールにのっとって、こちらからは一切手を出さず、されるがままにしているべきなのか。それって楽しいんだろうか。あまり楽しくない気もする。
でも、「ルールって破るから楽しいんだよ」と嘯くのも大人げないように思います。
何となく盛り上がって女のコもその気になって、ルール無用の特別サービスステージ突入、なんてファンタジーなんですよね。いや、実際たまにあることだなんだけど。
夢を見るのは自由だけど、それを誰かに強いてはいけないということですよね。頭が欲望でチンチンに沸騰してるとついついそんな理性も吹っ飛びがちですが、そこは吹っ飛ばしてはいけない。冷静に。どうどう。
「何をしてもいい」なんて決して思ってはいません。でも先方からするとルールを守らないという時点で「コイツ何してもいいと思ってるな」と思われてしまいます。
自戒いたします。でも、メンエスはHRを夢見つつ通うことにします。
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