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『パパ活女子』を読む(1)パパ活、その定義


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仕事場で恥ずかしかったので超適当に撮りました;;

 

 

中村淳彦さんの『パパ活女子』を読みました。

貧困、風俗、高齢化社会などをテーマに書いているノンフィクションライターです。企画物AV女優へのインタビューを集めた「名前のない女たち」は好きな作品です。

実は本書の一部をネットニュースにまとめた紹介記事を読んだとき、ちょっとした違和感を覚えたんです。そのときは「この人、わかってないな」と思いました。

なので、読んでみて文句の一つもレビューしてやるかという意気込みだったんですが、実際に読んでみたら、まあ全部おっしゃるとおりで。一体僕は何に対して違和感を覚えたんだろう?

『パパ活』についてとてもよく調べてあり、深く考察されているな、と思いました。

 

 

本書では「パパ活」について定義するところから始まっています。

16年ごろから広く一般化してきた「パパ活」に対してはそれがどういうものなのかということを各人がぼんやりとイメージしているだけで、それを報じるメディアでも、きちんとした定義がなされていないといいます。

たとえば、援助交際とはどう違うのか、法に触れる行為ではないのか、きちんと答えられる人は少数派なのではないでしょうか。僕も正直、援助交際とどこが違うのかよくわかっていませんでした。

 

筆者によるパパ活の定義はこのようになっています。

①デートして、その見返りに金銭援助してくれる男性を探すこと

②第三者がかかわることなく自己決定する

③(高校生ではない)18歳以上である

そして、さらにパパ活ではない関係として次の2点を挙げています。

④未成年(18歳未満)との関係

⑤業者や第三者に管理されている女性との関係

 

意外とシンプルですよね。でも、つきつめるとこういうことのようです。

この定義でいけば、例えばパパ活発祥の交際クラブの場合、紹介までのセッティングは第三者が関与しますが、それ以降は男性と女性、双方の自由意志に委ねられるためこの定義にあてはまっています。つまり、パパ活。

 

援助交際の場合はどうなるか。筆者によれば、現在の援助交際はほぼイコールで組織化された〝援デリ〟であり、金銭を取って不特定多数を相手にする〝売春〟なのだそうです。したがって②に該当しないしパパ活ではない関係④に該当するので、パパ活ではないということになります。

援交=援デリって本当なのかなとは思いますが、実際僕もここ何年か援交では業者にしか会えていないので、この点は反論できません。

 

一方で、この定義だとフリーでアプリなどを使って客を取っているような女性はパパ活に該当しちゃうことになりますね。でも、会って即ホテルでやったらお金もらってバイバイ、みたいな女子もいますから、あながち間違いではないんでしょう。

 

本書のパパ活の定義は以前、僕がベテランPから聞いた「パパ活の謝礼はあくまで女子に対するPからの感謝の気持ちであって、何かの対価ではない」という定義よりも、かなり広い範囲でパパ活を切り取っていることになります。実態としてはこの広い範囲の中で活動している人たちのほうが多いように思えますので、本書の定義のほうが現実に即しているのでしょう。

でも、ベテランPの言う定義もそれはそれで間違ってはいないと思います。

メディアも含めた世間の多くの人が、パパ活=援助交際=売春=違法 と混同していると思われるので、そこからはだいぶ前進したのではないでしょうか。

 

そして、売春ではなく18歳未満でもなければ、何ら法律には触れていないということになるのです。

 

さて、ひとまずパパ活を定義することはできました。

では、現在このパパ活市場では何がおこり、何が問題になっているのでしょうか。

先を読んでいきたいと思います。

(続く)

 

 

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