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ゴーゴーバーの経営人類学』をやさしくまなぶ (62)客を本気で惚れさすということ(前編)


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『MIDNAITE』なんちゃってコヨーテのぼったくり店。閉店(facebookより)

 

市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』(03年)の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。

本書に描かれているシチュエーションは20年前のものなので、金額などはそのあたり含みおきください

ゴゴ嬢の思考や行動も当時とはけっこう変わってきていると思います

 

 

 

ゴーゴー好きな男性の多くは、お気にのゴゴ嬢にとって「自分は特別な存在なのかも」と、錯覚もしくは期待して、いそいそとお店に通うのだ、と市野澤先生は言っておられます。確かに僕もそうですw

 

では、ゴゴ嬢側はどうでしょうか?

ゴゴ嬢は本当に男性客を恋愛対象の異性として見てくれているのでしょうか。

 

実はゴゴ嬢にとっても、長期間にわたって顧客関係が続く理由は男性客の異性としての魅力であることが少なくないようです。

 

ゴゴ嬢は基本的に、カネへの執着に基づいて行動しているので、正直男性客の見た目なぞどうでもいいです。男前だろうがブサイクだろうが客は客というスタンス。

しかし、関係が長くなれば、ついつい情が移って好きになってしまうこともあるみたいです。

 

もちろん関係が長いからといって、ゴゴ嬢みんなが男性客を好きになるのかというと、そんなことはない。でも、逆に嫌いなのに関係が長く続くことも、男性がアラブの大富豪クラスでもなければ、ちょっと想像しがたいですよね。

 

これまでに何度か書いていますが、ゴゴ嬢は仕事に対してのプロフェッショナル意識がとても希薄です。それゆえに、その行動はとても自由。ときにはカネの損得など二の次で行動することもある、ということなのです。

 

ゴゴ嬢の中には、客にモテまくることによって自分の女としての価値に気付く、といったケースも多いようです。

 

自分に自信のなかったバーガールが、自分を好きになってちやほやしてくれる男性客と出会うことで、「もしかして、私イケてる?」と、客観的に見た自分の魅力を再確認する例も少なくないのだとか。

 

まあ、一般の風俗でもそうですが、こういう商売って、女性1人に対してお客は多数来るわけで、基本的に平場よりもモテちゃうんですけどね。

 

次回はケーススタディです。

 

 

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