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ゴーゴーバーの経営人類学』をやさしくまなぶ (66)ゴゴ嬢、そのジェラシー(前編)


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『Billboad』(HPより)この店の画像、多用してます。写真がいいんです。

 

市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』(03年)の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。

本書に描かれているシチュエーションは20年前のものなので、金額などはそのあたり含みおきください

ゴゴ嬢の思考や行動も当時とはけっこう変わってきていると思います

 

 

 

 

ゴーゴーという場所は客と嬢がデキちゃいやすい環境です。

 

ただし、この場合の〝デキちゃう〟という言葉のニュアンスは必ずしもツルーラブな間柄ということではなく、他の女(もしくは男)の介入を許さない1対1の関係ということ。つまり「あたしがツバつけた男に色目使ってんじゃねえよ、この泥棒猫が」ということです。

 

それはゴーゴーという場所がゴゴ嬢が常に男性客を巡って競争状態に置かれている弱肉強食のウェルカム・トゥー・ザ・ジャングルであることに由来しています。

ゴゴ嬢にとってイケてるファランor日本人男性を恋人に持つ(昨今では中国人や韓国人も含まれるのかも知れません)ことは、激しい競争を制し百獣の王として君臨することに等しいのです。

 

一般にゴゴ嬢は一度関係を持った客は「自分のもの」として囲い込みます。

そもそもそれは、既得利権を他のゴゴ嬢から守るためにそうするのですが、それだけではなく、しばしばそれはメンツの問題として認識されているようです。

仲間から〝自分の客〟として認知されている男をNTRされることはゴゴ嬢の自尊心をいたく傷つけます。

 

しかしながら、客のほうはたいていはたくさんの可愛いコとやりたくてゴーゴーに来ているので、放っておくとあちこちで寝ます。ゴゴ嬢もそんなことは百も承知なので〝浮気〟をさせまいと目を光らせます。

 

ジェラシー・モードに入ったゴゴ嬢はすっかり感情的になっており、もはやカネが惜しいのかメンツが大事なのかそれとも客に本当に惚れているからなのか、自分でも見境がつかなくなっているのです。

 

これはまあ、ゴゴ嬢と一度でも仲良くなったことがある方には、誰しも身に覚えがあるのではないでしょうか。

 

たとえ同じ店であれ、ゴーゴーバーは女のコを乗り換えることは悪いことではありません。店が違えば、これはもう大手を振って遊んでいいのに、なぜかお気にのいる店の前を通るのにコソコソしちゃったりしたことはないでしょうか。

 

慎重な人だと、その店のある界隈にはまったく近寄らないなんてことも多いです。

例えばナナプラザならナナプラザで、違う店に出入りしているのって絶対に筒抜けだったりするんですよね。こわいこわい。

 

次回はケーススタディです。

 

 

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