市野澤潤平氏著『ゴーゴーバーの経営人類学』(03年)の内容をときどき感想などもはさみつつ紹介しています。
本書に描かれているシチュエーションは20年前のものなので、金額などはそのあたり含みおきください
ゴゴ嬢の思考や行動も当時とはけっこう変わってきていると思います
ゴゴ嬢のジェラシーのお話です。ゴゴ嬢が嫉妬深いには、縄張り意識とか、面子とか、いろいろゆうてますけど、果たしてどうなんでしょうか。
【ケース24】
ミチオは30歳の日本人男性でタイ在住だ。現在は無職で貯金を食いつぶす生活をしている。彼は整った顔立ちと茶色く染めた長髪でぱっと見は20代くらいに見え、ナナプラザでは知られた顔だ。
ここ半年でほとんどの店には顔を出している。しかし、頻繁にゴーゴーには行くものの、生活費の節約のためほとんどペイバーをしたことがなかった。
そんな彼に〝彼女〟ができた。ある店で知り合ったゴゴ嬢と一緒に住むことになったのだ。
彼女は名前をヌイといった。彼女はミチオに手当てを要求することはないが、頻繁に店に会いに来ることを要求した。ただし、彼女にドリンクを買うことすらする必要はなく、ただ座っているだけで構わなかった。
店のバーガールたちは皆ミチオのことを以前から知っているので、あちこちから視線を浴びることになる。しかし、そこで自分に興味があるバーガールと話をしようとすると、ヌイは目ざとく見つけて怒るのだった。
また、週に1~2回オフしてくれと頼まれる。ヌイは閉店後にミチオを連れて飲みに行くのが好きで、飲みに行った先で他のタイ人女性に「彼氏はタイ人かと思った」と言われては悦に入っていた。
ある日、ミチオの〝浮気〟が発覚した。他の店のゴゴ嬢をペイバーして1500バーツでやってしまったのだ。その店はヌイが働いていた店の姉妹店だったので、翌日にはヌイの知るところとなったのだった。
ミチオはペイバーしたのはそのコに以前世話になったことがあり、彼女がお金に困っていたので助けたのだ、と弁解したが怒り狂ったヌイには通じなかった。彼女はミチオの携帯を取り上げ〝浮気〟相手のゴゴ嬢の番号が登録されているのを見つけると逆上して携帯を叩き潰した。
ヌイはその日以来、ミチオが姉妹店に出入りすることを禁じ、自分の店に頻繁に来るよう要求した。その際には必ず自分にドリンクを買わせるようにもなった。ペイバーさせる回数も増え、その際にはいつも決まってミチオの手を握りながら他の店の前を横切って帰っていくのだった。
女性は一般に、男性不信が昂じると逆に〝自分だけを愛してくれる男性〟を求める〝幸せ願望〟を持つようになることがあるそうです。ゴゴ嬢も同様に〝幸せ願望〟を持っているように見える、と市野澤先生は述べています。
多くのゴゴ嬢は「相手が自分を本当に愛してくれて、誠実につき合ってくれるならば、お金にはこだわらない」と言うそうです。しかし、ゴーゴーを訪れる男たちはカジュアルな性的娯楽を求めてやってくるわけで、〝誠実な恋愛〟の対象としては信頼に足る相手ではありません。
ゴゴ嬢たちもそれは理解しているのですが、誠実な男性と幸せになれた例もあるため、現実とのギャップが彼女たちの〝幸せ願望〟をより強いものにしているのだろうと著者は言うのです。
さらに、多くのゴゴ嬢が過去にタイ人男性との結婚生活に失敗した経験を持つことも、彼女らが外国人とくっつきたがる傾向に拍車をかけているのだそうです。
どうなんでしょうかねー。
指摘もされてますけど、基本的にゴーゴーで知り合った男、ですから。
わざわざタイのゴーゴーバーに行く人が遊び好き、もしくは遊び慣れしている人でない確率って、刑務所で善人を探すようなものじゃないでしょうか。
「浮気」のボーダーラインはゆるめに設定してくれないと、そりゃあ上手くいくわけはないでしょう。向こうだって、仕事とはいえSEXしているわけですから、SEXしても「遊び」ならOKとか。
絶対無理ですよねwww
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