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広州のはなし(その2)


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広州に行った話の続きです。

とくに話のすじもなく、感想だけぐだっと書きます。

実は広州には17年前にアジアをぶらっと旅したときに2週間ほど滞在しています。

ベトナム領事館があったので、ビザを取るためにしばらくいたんですね。

広州って観光ポイントもそんなにないので、とにかく街を歩きまくりました。

歩いて回れる広さではないんですが、それでも市中心部は制覇したつもりでした。

しかし、今回あらためて来てみると。

当時どこで何をしていたのかさっぱりわかりません。

まったく当時の街の面影がないんです。

ネットでいくつも地図を検索して首っ引きで調べると、記憶にある建物等の名前がようやくいくつか発見できました。

つまり、僕の勤務先や部屋がある天河地区というエリアは17年前はまだなかったようなんです。

そういえば、当時広州東駅に降り立ったとき、映画か何かの出来立てのセットのように全面ピカピカの高層ビル街が東の方角に広がっていて驚愕した記憶があります。

思えばあれが今日の天河地区だったのでしょう。

新宿西口に持ってきたら中野あたりまでいくような広さの街がドンとできてしまうんだから中国おそるべし。

昔は人だけはいっぱいいるけど町並みはごちゃごちゃだし、人々の立ち居振る舞いも取っ散らかっていて、ワイルドライフ満載の国だったのに。

心なしか人々も文明化されていてフツーに大都会になっちゃったという印象です。

いや、単純に都会としての質量としては、日本なんか全然負けちゃっている気さえします。

目抜き通りの道幅は100メートル近くあるんじゃなかろうかという大きさ。

歩道部分だけでさえ片側20メートルぐらいありそう。

そんな歩道を電動自転車がヒュンヒュンと走り抜けて行きます。

道の両側は商業ビルが林立してますが、すべてのビルが20階建て以上で上は全部住宅になっています。もう街がまるごと団地みたいなことになっています。

そりゃあ人も多いわな。

広東省だけで人口、1億越えらしい。

広州だけだと1千2百万。

でも、今wikiで調べたら東京のほうが3倍ぐらい人口密度多いでやんの。

体感的には全然中国のほうが人が多い感じなんだけどな。

(今日はここで力尽きました)