昼間プールでごろごろ読書をして、暗くなったらバーへ繰り出すという僕の行動パター
ンもそうなんだけど
、ステージでやる気なさそうに踊っている女のコたちや、
しきりに連れ出し(ペイバー)を勧める遣り手のウェイトレスたちも何もかも。
はしごのコースも『RAINBOW4』→『RAINBOW2』と相変わらず。
4ではいい感じの放置っぷりで、〝壁の花〟だったし、
2に行ったら行ったでピラニア系ゴーゴー嬢にがっつり捕まってます。
僕の印象ではなぜか2に多いです、このピラニア系。
やつらは終始、虎視眈々と獲物を狙ってフロアを回遊しており、隙のある…というより
はむしろ良心あるといったほうがよいのだけれども、そんな日本人がいたらぱくりと。
半ば無理やりコーラをおごらされ、ペイバーさせられてしまいます。
〝ピラニア〟といいつつ、まずほとんどがベッドの中では〝マグロ〟なのがミソです。
うっかり、コーラをおごっちゃったんだな。
軽い気持ちで。
少なくとも、1年ぐらいまえから知った顔なのに
「私、5日前からここで働いているんだけど、一度もペイバーされたことないの」と、
言い出したときには、少し「しまった」と思ったんだけど後の祭り。
彼女が踊りに行ってはずしているときに、あきらかにこちらは本当のビギナーだと思わ
れる子猫ちゃん二人組が寄って来たので、横に座らせて話していたら。
戻って来た彼女を見て、子猫ちゃんたちの表情が固まりました。
僕は見なかったけど、たぶんものすごい表情で威嚇したに違いない。
その場の空気が一変して、とても気まずい感じになっています。
ピラニア嬢、口では
「気にしないで。彼女たちをペイバーしても問題ないのよ」なんて取り繕ってますが、子猫ちゃんたちは怯えることしきり。
あげくには「何でもう相手がいるって言ってくれなかったの?」なんて、まるで僕が悪いみたいなことになってる。
だってキミらより数分先にコーラをおごっただけだし。
フツーならば、全然もめる問題じゃあない。
しかし、結局子猫ちゃんたちはそそくさと消えてしまいました。
よっぽど怖かったみたい。
僕もとっとと出ることにしました。席を立つときにピラニア嬢が決めの一言。
「チップは?」相変わらずです。
今さら別に怒る気も。
気を取り直して『RAINBOW3』。
ここでの大騒ぎと散財も、相変わらず。
男前の元ウェイトレス、YAMが合流してどうしても『RAINBOW1』に行きたいというので、レインボー全店制覇。
春に、チップ問題で喧嘩していたウェイトレスのGOPと仲直りしました。でも、帰り際に「チップは?」と言われて腰がぬけそうに。