エカマイでミニバスから降ろされたので、その夜はナナホテルに泊まりました。
もちろんナナプラザにも行きました。ゴーゴーに来るとなぜか「帰って来た」感がスゴイです。ものすごく幸せで満ち足りた気分になります。この頃はホントにゴーゴーバーにいるだけで楽しかったです。
3軒ほどハシゴしてビールを5~6本も飲めば、疲れているので寝酒にはじゅうぶん。
ホテルに帰って寝ました。この頃はナナプラザに少し飽きていた時期で、前回、前々回の訪タイ時はパッポンに入り浸っていたので、馴染みのコがいないんです。
翌朝は9時に起床。いつものナナホテルのくそマズイ朝食ビュッフェでお腹を膨らませたら荷物をまとめて出発です。
今回の旅はまだまだ先が長いので、宿代は少しでも節約したいところです。
なのでカオサンに向かいます。僕はバックパックの旅でタイに来たことはないので、実はカオサンはあまり知らないんですよね。
何度かバンコク発の格安航空券を買いに行ったぐらい。泊ったことはありません。
いつも時間がなくてとんぼ返りなので、街をゆっくり歩いたこともありません。
しかも、スクンビットエリアからカオサン行くのって遠いんだよなあ。距離的にはたいしたことはないんだろうけど、渋滞に巻きこまれたりすると行って帰って半日かかってしまいます。
BTSでラチャテウィーまで行ってそこからバスに乗ります。
余談ですけどタクシーの運転手に「ラチャテウィーまで行って」と言って、なぜか通じたことがありません。イントネーションでしょうか。
とにかくいつもラチャテウィーの駅を説明するのに一仕事です。まあ、今日はBTSに乗れるので楽。
カオサンへ着きました。泊ったことがないのでどこのゲストハウスがいいとか、そういうのはさっぱり分かりません。
適当にカオサン通りを歩いていると、「Room for lent 300B」と書いた貼り紙があったので、貼り紙が指している矢印に従って、建物と建物の隙間の1m足らずの路地を入って行きます。30mほど奥まで行くと4階建てのビルがありました。
フロントでチェックインの手続きをして、鍵を受け取り指定された2階の部屋へ。
ベッドと冷蔵庫しかない殺風景な部屋でした。窓も天井近くに小窓が一つあるだけ、部屋の照明は裸電球です。まあ、こんなもんでしょう。
シャワートイレ共同だと女のコは連れ込めないですよね、きっと。
まあ、毎晩ゴーゴーへ行くことはないだろうし、問題ないでしょう。
荷物を置いて通りをぶらぶらします。
カオサン通りは道の両サイドが露店でびっしり埋め尽くされていました。
パッポンやスクンビットの夜市のように、そもそもある店と露店でアーケードができていました。露店では食べ物、飲み物から、土産物、衣類、履物までありとあらゆる品が売っており、また値段がめっちゃ安いのです。パッタイは10バーツで食えました。
通りの両側はホテルや飲食店などが軒を連ねており、オープンエアのくそ洒落たカフェが何軒もありました。夜はこういうところで飲めるみたいです。
「バックパッカーの聖地」なんていうところだから、もっと貧乏臭い泥棒市場的なものを想像していました。それなのにひどくオシャレでびっくりです。
道を歩いているファランたちもでぶのおっさんや爺さんばかりではなく、たいていは若い男女のファランです。また、露店の店員やうろうろしているタイ人たちも若くておしゃれなお兄ちゃんお姉ちゃんが多く、街全体があか抜けているように感じます。
ナナプラザとはえらく違う気がします。
(続く)
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