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よるのたび シンガポールナイト(5)too fast to XXX


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『ねえ、外に行かなぁい?』 少し気怠い感じの話し方でミシェルが誘って来ました。

僕はいま一つ彼女がナチュラルボーン・レディであることに懐疑的です。

この『クレイジー・ホース』という店、なかなか油断ならないんです。

 

MPで働いていたからといって、『元』男の女性には非常に寛容なタイですから、 一流店にそういうのが女性に紛れていた、なんてこともよくありそうな話です。

働いていたって話も本当だとは限りません。

ああ~、どんどん嫌な人間になってゆく……。

 

でも、『元』男って、見りゃあわかりますよね。

その点の目利きに関してはナナでもパッポンでもさんざん見てきたので、 自信はあったつもりです。

ほら、どんなにキレイでも『元』男って、

〝そのまま男としての人生を歩んでいたらだったらこんなやつだろうな〟と、

高校のラグビー部の後輩とか、取引先の社長とか自分の身近な人をイメージしちゃいません?

ミシェルの場合、そういう『男ビジョン』が想像出来ないんです。

よし、決めた。僕も男です。四の五の言わずに付き合いましょう。

 

ちなみにデート代は200SND(約12000円)。相場より高めです。

もう一つ、彼女をホテルへ連れて帰るのには気が進まなかった理由があります。

旅費を節約するために僕が泊まっていたのは、 一泊28SND(約1800円)の安宿だったんです。

部屋にはベッドしかありません。 っていうか、部屋の8割がベッド。どうやって入れたんだって感じ。

シャワー・トイレは共同です。 さすがにこういう部屋に女のコを連れ込むのは気が引けます。

学生ならまだしも、もう30過ぎなんだし。 

 

でも連れ込んじゃいました。

フロントには誰もいなかったと思います。

『私、シャイだからぁ・・・』ミシェルは明かりを消してくれと言います。

この部屋、窓がないし明かりも天井に1個なんで消すと真っ暗闇なんですけど。

バスタオル1枚カラダに巻いただけのミシェルは僕に覆い被さってきました。

服を着ていた時は気付かなかったけどかなりなおっぱいの重量が、 僕の胸にのしかかってきます。改造物ですが。

ねっとりとキス。 そしてそのままリトルに直でキス。 MP勤めはだてじゃない。なかなかのテクです。

しかもシャワー浴びてないんで、即尺ってやつです。

負けじとこっちのほうへまるくて大きなお尻を向けさせて。 指を太股の付け根に這わせます。

ぬるぬる。かなりぬるぬる。 僕の指は簡単にミシェルを押し開いて奥を探ることが出来ました。

でも。 ぬるぬるすぎるんです。あまりにもぬるぬるなんだなあ。

フツーの女性をまさぐったときに触るいろんな突起や引っかかりがない。

剃っているのか薄いのか、ヘアがほとんどないのも原因の一つでしょうが。

こんな感触は今までほとんど記憶にありません。 これって、もしかして?

でも、真っ暗なので確認のしようがありません。

『おーけ~ぃ。来てぇ。』 これまた先汁でぬるぬるのリトルに鉄兜をかぶせ、 ミシェルはベッドに横たわります。

ニューナンブを沈下させると、切ない吐息が漏れました。

 

『もう1回する?』 終わったあとのまったりした空気の中。

ミシェルは囁きます。 いや、もう1回したいけどもうちょっと待って。

でも、もう1回したいの?

『だって、あなた、とうぅ~ふぁ~すとだったから。 でも、すぐに出来ないんだったらぁ~、帰ってもい~い?』

がぁぁーん。。。。

いや、確かに早めなんですけどね、最近。

しかし、こんなオチかい。

ミシェルとはまたこの後に思わぬ形で再会するのですが、 その話はまた別の機会に。

 

 

 

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